一般的に『溶連菌』と呼ばれている、溶血性レンサ球菌。 この溶連菌の中でも毒性の強いものに感染すると、手足の壊死を引き起こし、死に至ることもある。 これを「人食いバクテリア」と呼び、致死率は30%にのぼる。

この「人食いバクテリア」の患者数が去年、過去最多となった。  なぜ、過去最多となったのか?感染経路、予防法などを感染症の専門家、関西医科大学付属病院の宮下医師に聞く。

 2023年5月8日以降というのはコロナが5類になったということで、感染対策が緩んでしまったということが1つ目。 もう1つは、インバウンドで海外から毒素が強いものが入ってくるとこうなってしまいます。 海外の話だと思っていたが、関西でも重症化された方がいるということなのか?

 まずは感染経路だが、手足のなどの切り傷から感染してしまうということだ。

 予防法は「けがをしたらすぐ消毒」「傷口にばんそうこう」。

大きく2つの感染経路があります。 1つが飛沫感染。 もう1つが接触感染ということで、この劇症型に関しては、感染経路がわかっているのは傷口から入ってくるというものが1番多いです。 飛沫です。

例えば、乾燥で唇がわれたり、あかぎれになることがあると思うのだが、このような切り傷からも入ってきてしまうのだろうか。