現代食品の欠陥 【清製油がミネラル不足を加速させている】 4)
{鶏のから揚げ・チキンナゲット}
鶏肉は安いので、増量加工されることは少ないです。唐揚げのごく一部と、チキンナゲットにリン酸塩が用いられているだけです。
チキンナゲットには、鶏肉をインジェクション処理して調味液でふくらませてから固め、それをカットして細かいパン粉をまぶして揚げたものと、鶏のひき肉に調味液を入れ成形し、それにパン粉をつけて揚げたタイプがあって、どちらにもリン酸塩が用いられている。
揚げ物は精製されたものなので、ミネラルをまったく含まない。この油が、唐揚げやチキンナゲットにしみ込んでいるのです。
{魚肉ソーセージ}
魚肉ソーセージには、植物油やラードが加えられている。これらは清製油で、ミネラルが除去されたもの。だから。カロリーはとれてもミネラルをとることはできない。
魚肉ソーセージは、原料が魚肉のすり身なので、ミネラルを除去した上にリン酸塩が用いられている。
「栄養機能食品」や「特定保健用食品」と表示されている魚肉ソーセージにも、リン酸塩が使われている。これらはカルシウムが強化され、身体によさそうに見せているが、原料からミネラルは失われていて、そこにリン酸塩が添加されているので、カルシウム以外のミネラル不足を加速させる食品であることに変わりはないのです。
{ラーメン}
ラーメンは、麺にも具材にもリン酸塩が使われている。
かんすいは、古代中国の時代から、麺のこしを強くするために用いられているが、中国では麺のこしを日本ほど重視しないのでも、かんすいを使うラーメンは少数派といわれる。
ところが日本では、ほぼすべてのラーメンにかんすいが用いられている。
日本のかんすいは天然物ではなく、リン酸塩を含む化学物質の混合物がほとんどです。
チャーシューも、中国で煮込んでリン酸塩を入れて冷凍して輸入されたものも多い。
ラーメンスープに入れる油も、精製したラードを用いるお店が多い。
スープの味付けも、化学調味料、タンパク加水分解物、酵素エキスで行っているラーメン店が圧倒的に多い。行列のできるお店でも、二種類の調味料を両手で振りかけたりするから、ミネラルを含まないラーメンが非常に多い。
インスタントラーメンは、これらの欠点をすべて兼ね備えたもの。しかし、20円ほどコストをかけて、少し手間をかければ、ミネラルを補給した上に、極上の味のラーメンの出来上がりでーす。