たぶんウルメやと・・・・


何気にイワシも初

第34目

ウルメイワシ

(潤目鰯、学名 Etrumeus teres

ニシン目・ニシン科

全世界の温暖な浅 に広く分布する。


日本ではマイワシ カタクチイワシ と共にいわゆるイワシ の一種として重要な水産資源となっている。


地方名としてウルメ(各地)、ダルマイワシ(新潟)、ドンボ(富山)などがある


特徴

成魚は全長30cmに達し、マイワシ より大きくなる。


が大きく、さらに脂瞼に覆われて「潤んでいる」ように見え、和名はここに由来する。


下顎が上顎よりも僅かに前に突き出る。


体色は背中側が藍色 、腹側が銀白色で、他に目立つ模様は無い。


体は前後に細長く、断面は背中側がやや膨らんだ卵型をしている。


1縦列の 数は53-56枚で、カタクチイワシ マイワシ よりも鱗が細かい。


腹鰭 が背鰭よりも明らかに後ろにある点でカタクチイワシ マイワシ と区別できる。


他にもカタクチイワシとは口が小さいこと、マイワシとは体の断面が丸く背中の青みが濃いことなどで区別できる

生態

全世界の熱帯 温帯 海域に広く分布する。

特に暖流 に面した沿岸海域に多い。


春から夏には北上、秋から冬には南下するという季節的な回遊 を行う。


日本沿岸でも、夏は北海道 沿岸に群れが出現する。


海面近くで群れ をなして遊泳するが、群れの規模はマイワシよりも小さい。


成魚の餌はプランクトン で、口と鰓蓋 を大きく開けて泳ぎ、鰓耙(さいは)でプランクトンを濾過摂食 する。


産卵期は春から夏にかけてで、南方ほど早い。受精卵は直径1.2mmほどの分離浮性卵である。

利用

巻き網 棒受け網 などで漁獲されるが、漁獲量は日本産イワシ3種の中で最も少ない。


マアジ などと共にサビキ を用いた釣り で挙がることもある。


城ヶ島・三浦半島で良く干物にされる。



西日本ではほぼ周年漁獲されるが、産卵を控えた とされる。


小型のものはカタクチイワシ と同様煮干し にされるが、大型個体も殆どが目刺 丸干し 等の干物 に加工される。


これは傷みが早いからだが、マイワシ より脂肪 が少なく干物に適しているというのも理由として挙げられる。


新鮮なものは刺身 塩焼き で食べられるが、傷みが早いので鮮魚 としての流通は限られる。








捕獲日 6月29日


捕獲場所    宮津海洋釣り場  



タックル 

ロッド 

リール 


仕掛け