「全てを疑い、全てを嘘だと思え」
大山課長が配属当初から何度も繰り返していた言葉です。
これが回収業務を行うにあたっての基本的な心構えなんだとか。
実際、どうなのかというと、この言葉は間違ってません。
突発的に小学生のような嘘をつく人、嘘をつくのが日常化してしまい絶えず嘘をつく人。
私は社会人になってから、ほぼ毎日嘘つきと顔を突き合わせ、時に嘘を徹底的に追及し、時にその嘘に付き合っています。
おかげで私は人の嘘や、隠し事を見抜く事が得意になりました。
会話の矛盾、仕草、目の動き。
嘘をつく人は色々な所にそのサインが出ます。
こんなクセが身に付いてしまうと、当然プライベートでも無意識に相手を目で追ってしまっています。
家族、友達、彼女。
みんな人間ですから、大小問わず嘘はつきます。
その嘘に気付いた時、辻褄が合うまで追及していました。
しかし、結局それは嘘なので辻褄など合いません。
「ごめん、嘘だった」
大体はこれが終わりの合図になります。
でも、そんな事をやってると、自分は疲れるし、人も離れていくので、いちいち細かいことを言うのはやめました。
嘘に気付いても、場の雰囲気に合わせて、嘘に付き合いました。
すると、
信用出来なくなりました。
今は自分の親ですら、信用出来ていません。
結局、全ての人の全ての会話を辻褄が合うか合わないか、端的に言えば常に疑いながら会話をしているので、非常にストレスがたまります。
それで先日、頭痛が激しい日が続いたので病院に行くと、精神的な事が原因だと言われ、心療内科を紹介されました。
この人間不信は、私の性格ではなく、立派な病気でした。
精神病なんて、
単なるワガママや、我慢が足りないだけだと思っていた私は、まさか自分がそんな診断をされるなど思ってもおらず、動揺しました。
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回収業務の事例はcase別に分かれていますので、お時間のある方は順番に読んで頂ければと思います。
