マッドメン2 | 隅田川散策日記

マッドメン2

マッドメン2大いなる復活

あらすじ。デマのお話となる。

天国の鳥
序章。ナミコが初めてニューギニアを訪れた際のエピソード。民族学者エリザベス・バートンとパトロール・オフィサー(現地語ではキアプ)マオリも再登場。

東京の宅地造成中の地中から生きたまま出現したピキちゃん(ピキニニ=赤ん坊の意)。カタコトではあるがニューギニア奥地の言葉ガワン語を話す。ナミコはピキちゃんの謎を探るべく、またコドワに会うべくニューギニアへ。

ナミコたちは、ニューギニア・メナマ渓谷からさらに徒歩で二日も行った奥地に木と竹で作られた大きな飛行機の模型を目にする。それは、伝統宗教を守り続けるガワンの一氏族が作ったものだった。彼らは飛行機を祖先の国からやってくる鳥だと信じて待っていた。
また、ボーレン神父の知り合いの宣教師三名は伝統的な民族固有の宗教や精霊信仰を否定し、布教活動を行おうとしていた。

コドワに導かれ、ピキちゃんとナミコは森へ。ピキちゃんがコドワとマッドメン(泥人形の意)たちが行っていたデマの儀式で生まれた楽園の人間だったのだ。(はるか昔にデマが人間をつくったという言い伝え)

森の奥まで宣教師三名がやってきて精霊堂を壊した。もう森からは原初の人間は生まれない。デマの人間や森を汚した宣教師は、デマ・カカラにヘリごと葬られたが、ピキちゃんを含む無原罪の人々(謎のガワン族)をのせた天国の鳥(飛行機の模型)は森から旅立っていったのであった。