佐山聡vs前田日明の対談をアレ。アレ付
今日はフロイド・メイウェザーvsサブ・ジュダーのアレをアレしようと思ったが、予定を変更して週刊文春4月20日号の佐山聡vs前田日明の対談をアレする事に。司会は梶原一騎の実弟真樹日佐夫先生。
実は二人はある試合を契機に、二十年間言葉を交わさなかった原因となった大阪臨海スポーツセンター「伝説の遺恨試合」云々二人の略歴を紹介。
〇前田日明 vs スーパータイガー
第一次UWF大阪臨海スポーツセンター最終戦
冒頭
前田「今日は何十年かぶりにこうやって合わせてもらいましたから、思い切って言わせてもらいます。自分には、今振り返ってもすごく不思議なことが一杯あるんですよ。例えば猪木さんの激変ぶり、そして佐山さんの激変ぶり~以下略~」
日明兄さん飛ばすなーと思いつつ、やはり前田日明は誰に対しても前田日明を通す。自分にはない部分なのでまたヤラレテしまう小生。しかしこの件について佐山の回答なし、少々がっかり。
注目の選手を語る
真樹「二人は今、注目している選手はいるのか。」
佐山「いや、やはり精神的なものを鍛え、国体を復活させるほうが先ですよね。」
真樹「前田君の方は?」
前田「今、所英男という選手を可愛がってるんです。ああやって働いてまでも、リングに上がるという選手は、なかなかいない。だから、みんなをちゃんと食わせてやりたち、という思いはあります。
ところで佐山さんは、何で修斗を離れたんですか?」
修斗とのアレを語る
佐山「修斗はね、滅茶苦茶になっちゃったの。」
前田「実は、佐山さんが修斗から離れた一、二年後に、週斗の人が二人で自分のところを尋ねてきたんですよ。「ロシアの七十キロ、八十キロ級の人間を紹介してくれ」って。当時俺は、「佐山さんと俺は確かにいろいろあった。でもあの人だって、プロレス界を敵に回しても、修斗のために一人で頑張ったのに、追い出すのは酷い話じゃないですか」といったんです。それをちゃんとした形に戻したり、修斗から他団体に対してやった中傷発言をきちんと改めたら、タダでブッキングしてあげるよ、ってそこまで言ったんです。」
小林邦昭を語る
前田「俺は一回、佐山さんに留守電をいれたでしょう。」
佐山「え?知らない、知らない。」
前田「小林邦昭さんが、近所に住んでいるのですが、癌を患ったり離婚したりして、可哀想で。それで留守電に「小林さんがこういう状態なんで、佐山さん、元気付けてあげてくださいよ」って留守電いれた。もう、三年ぐらい前です。今も管をいれて、身体に直接抗がん剤を流し込んで。それでもトレーニングして、身体は維持していました。」
二人の目標
前田「自分のやってきた部分に責任を持ちたいですね。総合格闘技の創世記に関わった人間なんで、みんなが死んだ後も続いていくようなものにしたい。」
佐山「~略~(佐山氏の目標は文春を読んであげてください。)」
3ページに無理やり詰め込んだからだろうか二人の会話が噛みあっていない感じで物足りない。しかし、前田日明は前田日明のままだし、佐山聡は佐山聡のままだった。お互い自分の立場を保持しつつ、微妙な距離を保ちつつ、互いの接点を探りつつ~の対談であったからいたしかたなしかなと。過去に仲たがいした二人の関係が少しでも氷解したのなら今後に期待もできるでしょうし、こういう対談ならまた買いまっせみたいなアレ。
と書きつつも、小生にとっては小林邦昭氏が癌に冒されてると知ったのが一番のショックだった。それも長州力の口からではなく前田日明の口から知らされたのが小生の気持ちを重くさせた。3年間は長い、長すぎる。新日に復帰した長州力はきっと影で小林邦昭をサポートしてる筈だと思い込みたい気分・・・
TKO25
日沖 発 vs マーク・ホミニック
おまけ