幾つかの新聞を購読しているが、朝日新聞の天声人語と川柳は見逃せない。
朝日川柳の選者、西木空人氏の10字に満たない選者の感想は、川柳と一体になって秀逸だと思う。
2月14日の星印のついた川柳の一番選は
「鯛なんて 褒めてやるからほめる 付け上がる」
埼玉県 鈴木雄二
そして、かたえくぼと称する、一言お題?には
「腐っても鯛」とヤジればよかったな
-安倍首相
とあった。思わず、上手いと笑ってしまった。
なるほど、もし「鯛は頭から腐る」と野党に言われて、
安倍首相が「腐っても鯛」とヤジれば、場面が違ったかもしれない。
場内、一瞬沈黙の後、笑、苦笑いに包まれたのではないか?
私なら、拍手してしまうかもしれない
まあ、それだけの器量がないから、延々とつまらない国会が続いているんだけれど
昔、民社党の春日一幸氏は、「愛人が5人と言われていますが」とつっこまれ、
「少なすぎる。6人だと」言って、相手を唖然とさせた逸話がある。
今、大忙しの厚労大臣の加藤勝信氏の祖父、室崎勝造氏は網本で、島根県議会の議長も務めた人だが、艶福家でもあり、豪快な人物として有名だ。
文盲であったが、県議会で、秘書の書いた原稿の「ここでコップの水をのむ」まで読み上げて、議場は爆笑に包まれた。憎めない豪傑だったのだろう。
国会の場で、ヤジを飛ばし、つまらない自己弁護をする安倍首相。
権力者たる者、批判されてなんぼ、耳を傾ける覚悟がないとは、何とも情けない
追伸
中谷元、元防衛大臣が同じことを言っていました。朝日川柳のファン?