こんにちは。
毎日暑いですね。
今のところ、コロナにも罹患せずなんとか元気に過ごしています。
最低賃金が上がるというニュースをネットで見ました。
中小零細企業の内情を知る者としては、
こんなコロナが全く治まっていない今、またあげるの?っていう感想です。
最低賃金を上げて喜ぶのはフリーターやバイトだけなんじゃないかなぁ?
そもそも最低賃金くらいで働いているのって、非正規のサービス業が多いと思います。
パートの方は、税金や社会保険の扶養内で働くために、調整してるのに、最低賃金上げたら、時間数が少なくなる。
今は人手不足で時間減らされたら、追加人員の確保ができない。
そして、企業側もサービス業はなかなかコロナの影響で、業績が思わしくない。
中小零細などは、特にしんどい状況なのに、また人件費を上げろというのかと・・・
お給料は、一旦上げると下げることはほとんどできないのに。
余裕がある企業は、人手を確保するために、時給とか既に上げてるでしょ。
企業が潰れてしまっては元も子もない。
人手を増やすことができないなら、今いる人に負担が行く。
中小零細などは、有給もそんなにとれず、残業代もちゃんと支払われていなかったりするのはよくある話。
そして、普通の月給の人は、最低賃金ではないから、給料は基本的にあがらない。
最近の物価上昇を解消はできない。
政府が国民所得を増やしたいのはわかるけど、今じゃないでしょ。
個人の可処分所得を増やしたいなら、政治家の文通費減らして、国民の税金や社会保険料を減らせば良いのに・・・
と思ってしまいます。
さて、最近ある勉強会で、ベテランの社労士の先生のお話を聞いて、すごく納得したお話があります。
「勉強して色々な知識を入れておいて、来られたお客さんの要望に万全の体制で応えられるようにするといった考え方をされてる方もいるでしょうが、私の考えでは、そうではなく、まず顧問先を獲得してください。そうすれば、お客さんが勉強させてくれます。」と。
ホントに仰る通りだわ
と思いました。
たぶん、士業の仕事って大抵そうでしょうし、分かっていたことなのですが、言葉で聞いてあらためて納得した感じです。
会計事務所の仕事もそうです。
本を読んだりして入れている知識より、お客さんに聞かれて調べたり、経験した方が何倍も頭に残ってますし、そこで新たにいろいろ調べた方が次に役立ちます。
私の友人の1人は、とにかく勉強勉強と言います。
ずっと何かしらの資格の勉強をしています。
例えば、弁護士や公認会計士級の資格ではなく、ちょっと頑張ったら取れるくらいの難易度のものです。
私はいつもその勉強をしてちょっとした資格を取って何になる?って思っていました。
しかも、そのちょっとした資格たちはそれで稼げるわけでもないのに、維持費が必要です。
英検などのように合格してお終いではないことに、とてもコスパの悪さを感じてしまうのです。
また別のベテランの社労士の方に、この件についても以前に聞いたことがあるのですが、その先生も「私もいくつか取ったけど、それで何も稼げないのに、年会費とか要るのがちょっとね・・・」と仰っていました。
それでも、いつも勉強している友人の姿勢には感心させられるし、自分と比較すると何かしらの焦りや不安みたいなものを覚えてずっとモヤモヤしておりました。
その友人は、勤務登録で、お客さんが勉強させてくれることはないので、仕方ないのかもしれません。
勤務登録って、ある一定の規模で本当に社内で社会保険関係のお仕事をしている人なら勉強できる機会もあるでしょうが、零細企業内で登録のためだけの区分なら、全く勉強はできないでしょう。
私の場合は、仕事柄、社労士としてのお客さんではなくても、社労士の知識に関する質問はいろいろあって、少しは勉強できる環境です。
ましてや、ほぼ勤務登録並みとは言え、私は一応開業登録。
顧問じゃなくスポットであっても、仕事をしてナンボなんだと。
いわゆるOFF-JTではなく、OJTが大事なんだなぁと。
答えを貰った気分です。
心が少し軽くなりました。
今の状況でできることは限られていますが、なんとかお仕事したいなぁ。