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浪花乙女(中井朱美)のブログ 

母から子へ伝えたい幸せづくりのエッセンス
 家計に身近なちょっと気になるお金の話を発信します。
 おふくろ目線で、子育、ガーデニング、和の文化など,
日常生活のひとコマと、一見無関係?実は多くの共通点
を持つ長期投資について綴っていきます。

第4.投資信託の仕組み

              委託会社(運用会社)                

   申込金     申込金   ↓運用指図

投資家販売会社ファンド(信託財産)受託会社(信託銀行) 

      ←          ←      運用成果↑↓投資   資金の分別管理

    分配金      分配金     金融市場 



投資家は販売会社に申込をし口座を開設後、お金を振り込みます。

そのお金は受託会社に分別保管され集められます。

そして、委託会社が運用を指図し受託会社がそれに応じて金融市場で株式などを売買します。

運用成果に応じて分配金や、顧客の求めに応じて解約金などを投資家受け渡しします。


ここがポイント!

従来は販売会社は証券会社だけだったのですが、金融緩和後は銀行、保険会社、郵貯銀行も販売ができるようになりました。

国内の公募の投資信託は3500本程もあり、毎月のように新しいファンドができています。

また、委託会社(運用会社)は○○アセット株式会社と呼ばれ、○○証券会社の100%子会社になっていることが多いです。

そのため、販売会社が売り易い商品を開発し、結果として、顧客の利益が後回しになっていたように思います。

購入時に販売手数料を2から3%とり、差し引いた金額が運用資金となります。

販売手数料を稼ぐために、ファンドを乗り換えさせるという、いわゆる回転売の営業手法は行きすぎで営業停止など処分された販売会社もありました。


顧客に長期保有させるよりも、次々に新しいファンドを作り乗り換えさせ、販売手数料を稼ぐやり方が続いた結果、日本では投資信託を活用しての長期での財産作りが、世の中に浸透しなかった大きな原因の一つです。


しかしながら、投資信託は、本来少額のお金をコツコツ積立て、時間をかけた財産作りに最適な金融商品だと思います。


長期という物差しで世の中をみますと、経済は確実に成長しています。

財産作りを考えるなら、経済成長の波に乗れる投資信託を避けて通るわけにはいきません。ではどんな投資信託を選んだらよいのでしょうか。


ぜひ皆さんもお考えください。次号に続く











投資信託とは

「投資信託」は投資家から集めたお金を一つにまとめて、運用の専門家が株式や債券などに投資・運用する商品です。

そしてその運用成果が、それぞれの投資額の応じて分配される仕組みになっています。


集めた資金をどのように運用するかは、投資信託ごとの運用方針に基づき、専門の運用者が選定します。ここがポイントです。


投資家は自分が選んだ投資信託の運用を運用者に託することになるのです。だからこそ、自分に合ったものかどうかをきちんとチェックする必要があります。


例えば洋服を買う時には、自分に似合うか、色目、着心地、など何度か試着したりし、価格も適当かなど判断して購入します。気に入った洋服は長く着れるように大事に扱います。


しかしどうでしょう。バーゲンで安さに魅かれて,あまり検討せずに買ったり、お店の人にお似合いですよとすすめられて何んとなく買ったりしたものは、一度着てやはり気に入らず、タンスの肥やしになっていることが多いのではないでしょうか。



投資信託を活用して財産作りを考えているのなら、こんな失敗は何としても避けたいところです。

私はファイナンシャルプランナーとして数多くのお金に関する相談を受けてきましたが、本当に笑えないようなことがたくさんありました。


営業マンにすすめられるまま、その投資信託が何に投資しているのか、どんな投資哲学を持っているのか、どんなリスクがあるかなどほとんど知らず、また知ろうともせずに安易に購入していることです。


人間の心理として「今人気ですよ」「配当が高いですよ」などおいしい言葉に誘われてしまうのです。


でもここできちんとした知識があれば、目論見書(投資信託の説明書)を確かめ、自分にあったものかどうか、冷静に判断できるのではないでしょうか。


まず投資信託は元本が保証されている金融商品ではありません。

銀行などで販売されているため、定期預金と同じように思われている方もいらっしゃるようですが、相場の変動により日々価額は上下します。また配当も固定ではなく、運用成績によって変動します。


運用成績はプラスになったり、マイナスになったりし、投資家の自己責任となります。


それゆえ、まずわからないものに手を出さないこと、わからないことはきちんと説明を聴き、理解してから購入することがまず基本です。




1月12日の産経新聞の18面で、こんな記事がありました。


個人が支える応援ファンド


昨年の震災で被災した小規模事業の再開を個人が資金面で支えようという、「市民ファンド」と呼ばれるものです。


「セキュリティ被災地応援ファンド」はその代表例で、どんなものかといいますと、

Ⅰ口1万500円で、応援したい企業を選んで出資する。5000円が出資金、5000円が寄付金、500円が手数料。出資金は数年かけて返済されるほか、自慢の商品が送られてきたり、復興状況を見学するツアーが企画されるなど、出資者と企業との「つながり」が重視されている。これまで、延べ約1万5000人が計5億1000万円を出資。現在も18社が出資を呼び掛けている。


被災地に貢献したいと思う人がたくさんいることはすごくうれしいことです。

このファンドは、投資信託とは異なるものですが、小口の資金を集めて投資するという意味で広くファンドと呼ばれています。



寄付的要素が強く、財産作りとは分けて考えるべきものです。


しかし重要な共通点はあります。

まず、自分の意志で企業を選ぶ(数ある投資信託の中から選ぶ)。そして長期でその企業(投資信託)を応援して行くということ。

 

投資信託で財産作りをコツコツとしていくには、この2つの想いが必要にです。

そして将来企業価値が高まってきて実りを収穫して行くのです。



財産作りが軌道に乗ってくると、不思議なことに、お金の使い方が変わってきます。世の中に役立つために、持っているお金の一部を使うことが楽しくなってきます。



そんなかっこいいお金の使い方のできる人が増えてくれば、夢の持てる社会になると思いませんか


被災地に向けて寄付を考えている方は、ぜひこのような被災地応援ファンドも検討してみてはいかがでしょうか。