1カ月ぶりの浪花乙女塾です。
第10回は積立投信のスピード回復効果についてです。
星野泰平氏が書かれた『半値になっても儲かるつみたて投資』の中から、毎月1万円ずつつみたて投資をした場合、値動きによってどのような結果になるかを検証したデータの主だったものをご紹介します。
「スピード回復」効果
次のグラフは、値下がり後に元に戻るパターンです。
図のような値動きをする商品につみたて投資をするとします。スタート時の価格はⅠ万円。5年後、2,000円まで下落しました。この地点では評価額はマイナス60.1%です。ここから反転して10年後に1万円に戻りましたが、さていつの時点で黒字化したでしょうか。
①6年 6カ月目
②7年10カ月目
③8年 9カ月目
答えは①です。このように、つみたて投資の場合は値下がり後、ある水準まで戻れば損から回復します。
一括投資の場合、スタート時点の価格まで戻らないと回復しませんので10年を要しますが、つみたて投資の場合、それより前(6年6カ月目)に回復するのです。
この「回復力」はつみたて投資の最大の特徴です。
・実際おふくろファンドはどのようになっているの?
このグラフをじっと眺めていると、「あれーおふくろファンドの動きに似ている!」と思わず声をあげました。
浪花おふくろファンドは2008年4月8日に設定され、もうすぐ4年になります。基準価額1万円からスタートし、その後すぐにリーマンショックの影響で2009年3月11日には6,158円まで下がり、3月29日現在9,290円になっています。
そして、実際に毎月積立をしていただいているお客様の平均取得単価は、どの地点から始められたかたでも(直近3月は除く)8,000円台になっており、3月23日現在ではすべてプラスになっています。
設定以来、荒波にもまれたおふくろファンドですが、ふたを開けてみますと、多くのお客さまにとっては、まずますの結果になっています。
しかし、特に投資初心者の方にとっては、投資を始めてすぐに下がり始めると、不安が大きくなるものです。そんな時、セミナーを数多く開き、弊社の長期投資の想いや、景気循環(好況、不況は繰り返す)の話、時間分散の話など何度もさせていただきました。最初不安な表情をされていた方が、帰るときには笑顔になられていたことが忘れられません。
熱心にセミナーに来ていただく方の中には、下がったらスポットで追加購入してくださり、その数も徐々に増えてきました。その結果、安値のときに少し勇気を持って買われた方々は、今は少しにんまりという状態です。
しかし、まだ4年。これからも上がったり下がったりすることでしょう。今はまだ財産作りの通過点に過ぎません。この体験ができると、腹が据わるというか、将来への投資をきっと楽しめるようになると思います。
参考:投資信託の評価
ポイントは口数です。
投資信託は一般的に設定時に一口1円で一万口あたりの価格が基準価額となり、10,000円からスタートします。その後基準価額が下がり5,000円になったときには、1万円で買える口数は、1万円÷5,000円×1万口=20,000口となります。2,000円なら1万円÷2,000円×1万口=5万口も買えることになります。
投資信託の評価=口数×基準価額÷1万口
ですので、安く買い込める期間が長ければ、口数も増え、買い込んだ口数は、投資信託が値上がりした時に驚くほど威力を発揮します。
どうです?下がったらうれしくなりませんか。