こんにちは!

 

ジイイが学生のころはごくあたりまえのように存在した越境入学ですが・・・

 

 

まだあったんですね。びっくり

 

さて

 

かつて、学位をとったあと、教授への御礼が当たり前だった時代があります。もしか

 

したら、今もまだあるのかもしれません。この記事では、そんな学位への御礼にまつ

 

わるブラックボックスをある調査で紐解きますメラメラ

 

まずは、大学院修了後の御礼奉公の実態です。上差し

 

大学院修了後、御礼奉公はありましたか?

 

写真

医師全体ではあったが40.1%という結果でした。

 

年代別にまとめた結果がこちらです。

 

大学院修了後、御礼奉公はありましたか?

 

写真

 

どの年代でも変わりがなく、医局のいう通りどこへでも転勤していく御礼奉公は今も

 

昔も続いているようです。一方で御礼奉公がないという方がこんなにも沢山いらっし

 

ゃることにびっくりしました。びっくり

 

診療科別の結果は、いかがでしょうか。

 

大学院修了後、御礼奉公はありましたか?

 

写真

消化器系が58.0%と飛びぬけて高い結果となりました。続いて産婦人科系47.8%と

 

パワー系の科がならびます。

 

脳神経系・60代

外来・病棟・学生教育を大学院終了後ずっと続けていました。だって「これで御礼奉公終了」と誰もいってくれないから。

 

脳神経系・70代以上

地方の病院のDr.が病気になった際の穴埋めに使わされたり、僻地の応援に行かされたりした。

 

眼科・60代

ほぼ無給医として働かされた。具体的には仕事量は1人前で給料は9分の1人分。

 

脳神経系・70代以上

大学の教室(病院)で、助手、講師を経験、39歳で他大学の助教授(准教授)となった。

 

腎泌尿器科系・50代

卒業前であったが論文がアクセプトされたので、欠員の出た病院に非常勤で行かされた

 

小児科系・50代

非専門の大学の医員1年、非専門の病院に数か月、その後医局の指示した病院へ。

 

その他・40代

当時一番激務の関連病院へ次の学位取得者ができるまで懲役

 

循環器系・40代

遠くの忙しい病院に一年間勤務

 

外科系・40代

県庁所在地から60分程度の公立病院に赴任しました。

 

外科系・60代

手術症例の少ない病院勤務1年間

 

その他・30代

田舎の関連病院での勤務を2年間

 

小児科系・60代

医局の関連病院新設で一人小児科の開設を任された。

 

その他・40代

大学病院を辞めたかったが、辞めさせてもらえなかった。

 

その他・50代

人事で希望を出さない。言われる人事を受け入れる。

 

さらに、なかなか聞くことのできない、大学院修了時の金銭的な御礼制度についてホ

 

ンネのアンケートから。メラメラ

 

大学院修了時、教授や指導医への金銭的な御礼制度はありましたか?

 

写真

 

 

大学院修了時、教授や指導医への金銭的な御礼制度はありましたか?

 

写真

産婦人科系54.3%、耳鼻咽喉科53.8%、精神科系52.1%の順にあった割合が高い結

 

となりました。反対に呼吸器科系21.6%、糖尿病系30.8%、脳神経系33.3%の順

 

に低い結果となり、金銭の御礼制度が少ない結果でした。

 

脳神経系・60代

主査の先生に30、副査の先生2名にそれぞれ10の計50万円が相場でしたが、教授からは「僕はいらないけど主査ともう一人の副査の先生にきちんとしなさい」と言われました。

 

その他・50代

医局長から指示され、包みました。日本で一番権威のある医学部出身の主査の教授は受けてくれませんでした。副査の先生のお一人は受け取られましたが、後日半返しがありました。

 

脳神経系・50代

他大学のお礼に批判があつまり、廃止される流れでしたので、出さなくても良かったと思いますが、諸先輩方が出しているのに出さないのもどうかと思い、お礼しました。

 

循環器系・70代以上

主査(主任教授だが、専門分野も違い実質的指導はなし)に10万円渡した。副査の2人(1人が実質的指導教官、他の一1人は別教室の教授)にはお礼を拒否された

 

その他・30代

ちょうどそういったことが禁止と言われる境目の頃で、しかし何もしないのは先輩方から良くないと言われ、お歳暮という形で返した。

 

その他・40代

消化器内科教授・生化学講座教授・副査に20万円ずつ。

 

その他・50代

学位審査の先生方へ金銭と虎屋の羊羹を渡すのがしきたりでした。主査に10万、副査に5万。

 

眼科・60代

大体の相場が決まっていてお礼に現金を渡していた。指導医も教授も個人では受け取らず、研究費として組み入れられたようだ。

 

循環器系・40代

制度はないがバカラのグラスや教授の好きなワインを贈った。本当にお世話になったので制度としてではなく心から感謝の気持ちで送れてよかった。

 

脳神経系・70代以上

研究グループのメンバーには一流ホテルでの食事会に呼んだし、指導者には希望を聞いて余り高価ではない品物を贈った。

 

脳神経系・60代

多くの場合は金銭、人により食事など。但し次第に行われなくなりつつあった。私は何もしなかったが不利益はなかった。

 

内科系・60代

任意ではあるが指導教授と直接指導していただいた先生に相場通りの金券と自分で考えた記念品をお渡しした。

 

外科系・60代

主査に贈り物と10万円、副査に贈り物と5万円。ただし、主査からは10万円分のお返しをもらいました。

 

耳鼻咽喉科・60代

金銭をお礼としてお渡しした。しかし半分以上の先生方は受け取りを拒否された。

 

精神科系・50代

周囲はしていたが、私の指導教官は受け取らなかった。立派な教授だと思った。

 

小児科系・60代

主任教授に10万円、副主任2名に各5万で、同期の中では小額であった。

 

小児科系・60代

義務ではなかったが、指導教官、主査・副査にお礼金をお渡しした。

 

内科系・50代

たんなる慣習。代々一応の目安を教えられてその通りにした。

 

 

では今日はこのへんで・・・バイバイ

 

Ciao!!口笛