こんにちは!

 

徳洲会グループ創設者の徳田虎雄・名誉理事長が7月10日、神奈川県内の病院で亡く

 

なりました。86歳。徳田氏は1973年に大阪府松原市に徳田病院(当時)を開設し、

 

1975年には徳洲会を創設。生命だけは平等だの理念の下、離島・へき地も含め、全国

 

で多くの病院を運営し、衆院議員も務めました。

 

徳洲会グループは国内で76の病院などを展開する民間最大級の病院チェーン。

 

 

徳田氏は2002年にALSと診断され、2004年には胃瘻を造設し、2005年には人工呼

 

吸器装着がされましたが、その後も理事長として経営の指揮を執っていました。徳田

 

虎雄顕彰記念財団のホームページによると、2013年に75歳で理事長を退任し、

 

2020年に名誉理事長となり、晩年は湘南鎌倉総合病院で闘病していました。

 

 

さて

 

医師の長時間労働を改善するため施行された働き方改革では、労務管理の徹底が求め

 

られています。勤務医を対象に、労務管理に伴う事務作業について聞いたところ、

 

20.6%増えたと回答し、勤怠管理の申告・承認が煩雑、余計な事務仕事が増えた

 

の声が相次ぎました。また、事実上毎日勤務時間を修正しているとの声もありまし

 

た。

 

働き方改革の影響で労務管理上の事務作業はどうなりましたか

 

 

 

働き方改革について、現場の勤務医はどう感じているのでしょう。勤務医に仕事への

 

チベーションについて尋ねたところ、全体の21.4%、20~30歳代の若手に限ると

 

28.4%がモチベーションが下がったと回答しました。下がったと答えた医師からは

 

局休めていない上に基本的な給料は減っている、「『これは仕事ではない』とあら探

 

しをされている感じなど、不満の声が上がりました。メラメラ

 

・給与の算定方法の変更により、給与が減額されたため。(20~30代、男性)

 

・業務内容はかわらずに当直が宿直扱いになり時間外手当が出なくなった。(20~30代、男性)

 

・結局休めていない上に基本的な給料は減っている。(50代、男性)

 

・だらだらする人の給与が高いなど変なシステム。自己研鑽が自分のスキルアップとなり、いつか特別な仕事や魅力的な発表の場に出る話が舞い込んでくることを願っているが、今回の給与をみてモチベーションが下がりそうです。(40代、男性)

 

・労働に見合った診療報酬制度になっておらず、診療手技料、その他セット化で減額されるばかりで、巷では給与も上昇が半ば強制的になされるが医療界はその動きもなくモチベーションは下がるばかり。そのため、急性期病院からの患者さんは持病や並存疾患にも目を向けられずに、再紹介で転送されるケースが増えている。(60代、男性)

 

・大学からの派遣医師が減って当直が増えたため。(50代、男性)

 

・自分の仕事を他人にあらを探されている感じ。時間外を削るにあたって、これは仕事ではないと判断されるなど。(40代、女性)

 

・医師はもともと給料に見合わないほど働いていて、金銭的に報われずともある種の奉仕精神と善意で医療を成り立たせていた。その部分を自己研鑽なる概念に押し込め無理やり数字上帳尻合わせをされた感覚で、働き甲斐がますますなくなった。(20~30代)

 

・働き方改革は本来の目的から外れた方向に作用し、結局は勤務医の自由を制限するだけになってしまっている。過重労働になっている部署は一部で、その一部の現場の人不足が原因であり労働時間を短くしても何の解決にもならない。(40代、男性)

 

では今日はこのへんで・・・パー

 

Ciao!!口笛