こんにちは!

 

 

偉人もジジイたちと同じ苦労をしたんですね。ニコニコ

 

 

 

大変ですねショボーン

 

さて

 

世の病院は今や電子カルテが主流ですが・・・

 

紙カルテ時代の面白い話や電子カルテの話題を少し。上差し

 

ある皮膚科医の話です。

 

他科の外来患者数は分からないのですが、皮膚科に関して申し上げますと、立地の良いクリニックでは外来患者数が多く、特に土曜日ともなると、多くの外来の数をこなさないとなりません。例えばクリニックによっては、午前の外来で、一人で60人以上診察する日もあります。そういったとき、紙カルテの場合は丁寧に書いている時間がとてもありませんので、必然的に皮膚科独自の略語を用いるなど、必要十分な簡潔なカルテにせざるを得ません。しかし、中には簡潔すぎるカルテがあり、解読不能なものも!?

 そんな皮膚科の紙カルテをご紹介します!!
 

 (紙カルテ字:筆者)

 日常的によくあるのが、こちらの紙カルテ

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上記のカルテの意味は、「足白癬があり、顕微鏡検査で白癬菌が陽性だったために、ルリコン軟膏を塗っている」という意味です。こちらは簡潔で意味も分かりやすいですよね。

 

では、お次はこちらの紙カルテ。

 

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 こちらは、「尋常性疣贅が2か所あり、液体窒素で治療をしている。2週間後に再診を勧める」という意味です。尋常性疣贅は、皮膚科では子どもからお年寄りまで頻度が高く、1~2週間の頻度で液体窒素をジューっとあてて治療します。

 

 では、こちらはどうでしょうか?
 (なんだかクイズ形式になってきましたね)

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 皮脂欠乏性湿疹があり、ヒルドイドソフトを外用しているという意味です。
 冬場は乾燥しますから、ヒルドイドソフトの処方が増えますね。最近はOTCも販売されています。

 

 そして、お次はこちら。

 

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ニキビで紅色丘疹があるという意味です。
顔なのか、体なのか記載はありませんが、紅色丘疹が多ければ、
尋常性疣贅ガイドライン推奨度の高い、ベピオやデュアックなどを処方したくなります   ね。ベピオによるかぶれの説明は必須です!

ここらへんまでは、なんとなく、皮膚科医師ならば分かるでしょう。

 

しかし、時にはこんな紙カルテに遭遇することもあります!

 

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 good control!!
 ああ、前回は経過良好だったんですね。でも「¥何がなのかは記載されていません。
 ということで、病名と実際に患者さんの皮疹を見て判断します。
 多忙な外来では、時にこんなカルテや、もはや解読不能な文字に遭遇することも!

 見た瞬間、私が解読不能だった紙カルテはこちら!

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 ↑?
 ↓?

 アップ? ダウン?
 いやはや、なんのことやら…。
 採血データのことなのかしら。

 そこで、常勤の看護師さんに聞いてみたら、
 ↑は改善傾向、↓は悪化傾向、だそうです。(なるほど!?)
 きっと、とても混雑していた外来なのでしょう!!

 みなさんは面白い紙カルテに出会ったことはありますか??
 解読不能な紙カルテに、謎の紙カルテ。先生方もいろいろな面白いエピソードがあるのではないかと思います。

 カルテは必要十分! かつ簡潔に!記載できるよう、スピーディーな外来をしたいですね!(しようと思います!)

 

 

 

 

 

心窩部痛,腹部腫瘤、要精査ですけど。プンプン

 

では今日はこのへんで・・・パー

 

明日からスペインへ行ってきま~す飛行機七夕

 

Ciao!!口笛