こんにちは!
配偶者の心血管疾患でうつ病のリスク高まる傾向 京都大学などの研究グループ (関西テレビ) - Yahoo!ニュース
さて
私が症例報告を書き続ける理由:日経メディカル (nikkeibp.co.jp)
症例報告とは、珍しい疾患や病態、教科書の記載とは異なる症状や経過、新規の副作
用や有害事象、診断・治療法の改良や新しい試みなどを記録した報告です。この症例
報告を論文形式にまとめたものが症例報告論文となります。
例えば・・・
症例報告
膵・胆管合流異常をともなった重複胆管結石症に対して外科手術で治療し得た1例
こんな感じです。
日本消化器病学会関東支部例会プログラム・抄録集 373号(日本消化器病学会) | 医学文献検索サービス メディカルオンライン (medicalonline.jp)
症例報告論文の特徴として、他の論文に比べて執筆に取り組みやすい形式であること
が挙げられます。原著論文には数百例、少なくとも数十例の症例が必要であるのに対
し、症例報告論文は1例からでも成立します。にもかかわらず、症例報告の多くが学会
発表のみにとどまり論文化されません。論文化されない症例報告には、学問的な価値
はほとんどありません。
研修医などの若い先生が、学会発表という修羅場の経験を積むために症例報告をする
なら、まあ良しとしましょう。しかし、研修医レベルを卒業したら、学問的価値のあ
る症例を見つけて論文として発表することをお勧めします。なぜなら症例報告論文
は、臨床家が遭遇した困難な症例の経験や、将来の原著論文につながりうる新規性の
ある診療の試みを紹介するための貴重な媒体であるからです。また、症例報告論文も
英語で書くことを強く推奨します。なぜなら、その価値ある情報を世界中の臨床家と
共有したければ、英語というツールを使わない手はないからです。実際和文誌への投
稿論文は現在では全く学問的価値がありません。(ジジイの若いころは和文誌で十分
でした)但し現在症例報告論文を受け付けている一流誌は少ないです。
自分が経験したまれな疾患の報告をしようとするとき何をもってまれとするのか
どれくらいの頻度でまれといえるのか?という疑問が生じますよね。
ジジイが書いた論文ではこれぐらいの頻度でした。
以前ジジイが大学病院時代の部下2名に書かせ、second authorとして掲載されたこ
ちらや
自ら執筆して掲載されたこちらのジャーナルは今では症例報告を受け付けていません
手引書も出ています。
これという症例の症例報告論文を英文で書いてみて下さい。
では今日はこのへんで・・・
Ciao!!