こんにちは!
こんな小さいピーカブー持てません!
ジジイは通常サイズです。
ジジイ世代にはなじみの深い鈴木健二さんが亡くなりました。
鈴木さんといえば・・・
オープニングは今晩は皆さん。知るは楽しみと申しまして知識をたくさん持つことは
人生を楽しくしてくれるものでございます。の決まり文句でした。
大変ためになった番組でした。
さて
医師にもいろいろありまして、特に大学病院の職員(助教、講師、准教授、教授)
は学生、研修医の教育、診療、研究が義務つけられています。
研究の中には成果を論文化することが含まれます。(論文書かないと後輩医局員からの
突き上げがあり肩身が狭いです。)
論文の質、量はその後大学を去った時の就職に影響を及ぼします。
論文には原著(長文で新知見を含む研究論文)症例報告(経験した比較的まれな疾患
の報告。最近はあまり採用されない)総説(通常は権威ある教授などにジャーナル側か
ら直接依頼される。)
ジジイが特に若い先生方にお勧めしたいのが
LETTER TO THE EDITORというコーナーへの投稿です。
Letterの具体的な書き方 - 臨床研究論文作成マニュアル (gotoresearch.jp)
一般的にレターと言えば、雑誌に掲載された論文に対しコメントや意見、批判を述べるも
のです。発表された論文に対するレターにはいくつかのタイプがあります。それらには記
事に述べられた内容に対して新たなアイデアを提供するものや、反対意見を述べるも
の、疑問に思ったことを問いかけるもの、単純に間違いや著者のバイアスを指摘したも
のなどがあります。基本的には論文が発表されてから数週間以内に投稿します。また文
字制限が設けられてあり、350ワードなど雑誌により異なりますが短いです。日本語で批
判というとネガティブなイメージがありますが、批判とは攻撃をすることではありません。
レター欄に投稿する場合であっても、ヘルシンキ宣言の遵守や利益相反の表明など、論
文投稿同様の規定に従って書く必要があります。あくまで執筆された内容に関して論理
的かつ建設的意見をまとめるのです。決して内容のあら捜しや著者自身の人格否定な
どを行ってはならないのです。(そのようなことをすればブラックリスト入りして今後いかな
る投稿もレジェクトされるでしょう。)レターは立派な業績の一部です。
ジジイはレターが11本採用されました。その中にはある疾患の国際学会中に決定され
た治療ガイドラインを紹介した一流誌GASTROENTEROLOGYやHEPATOLOGYの総説
に対して、まだ世界的には普及していなかった日本発祥の治療法の有用性をアピール
したものもあります。ただ最高峰の内科系ジャーナルNEW ENGLAND JOURNAL OF
MEDICINEに掲載されたある疾患に対する新規薬剤の治療効果を示した論文に対して
薬剤の治療効果が乏しかった症例に対してはジジイたちが行っている治療が奏功する
可能性があることをレターで書き、勝算ありと思っていましたがリジェクトされた時は
マジ落ち込みました。
身バレ防止のため採択されたレターをお見せすることは出来ませんが・・・
これはという論文を読み込んで批判点を見出し、レターを書いてみましょう
こんな指南書もあります。
では今日はこのへんで・・・
Ciao!!