こんにちは!

 

 

独居の患者さんへの栄養指導が重要ですね。皆さんのご両親は大丈夫ですか?耳

 

さて

 

 

現在医学部を卒業すると初期研修(2年)後期研修(3年)の5年研修期間がありま

 

す。初期研修にていろんな診療科をローテーションした後、後期研修に進むわけです

 

選択肢としては

 

(1)大学医局に籍を置き大学病院や関連病院で後期研修を行う

(2)博士号取得を目指し、大学院に通いながら研修を行う

(3)医局に属さず市中病院等で後期研修を行う

(4)臨床以外に進む

 

の4パターンが考えられます。

 

ジイイのお勧めは(1)です。最近の医師は博士号に魅力を感じない人が多いです

 

が、人生においてある時期研究に没頭し、論理的思考を養いながら論文を作製する

 

間を持つことはその後の医師人生にとって大きな財産となります。(2)でも学位は

 

取得できますが大学院の授業があるため臨床がお留守になります。ショボーン

 

でも東大の医局に入局し、大学院へ行けば理3に合格しなくても最終学歴は

 

東大の大学院卒となり、東大から博士号が授与されます。

 

東大大学院医学系研究科って、難しいの? - 東大医学系研究科。首席さんと次席さんの戯言。 (hatenablog.com)

 

また大学院に合格しなくても医局で研究して学位論文を作成すれば東大から博士号が

 

授与されます。

 

【詳報】マッチング中間〜市中病院編〜 | HOKUTO

 

 

病院には大きく分けてハイパー(忙しい)とハイポ(比較的楽)に分類されます。

 

ハイパーとはhypertennsion(高血圧)hyperthyroidism(甲状腺機能亢進症)のハ

 

イパーであり高いというイメージです。逆にハイポは低いという意味です。

 

    ハイパー病院

 

ハイパー病院では研修医を病院の主戦力として扱います。研修医は手技やアセスメン

 

を主体的に学ぶことができ、研修修了時には臨床現場で大いに活躍できる技能を身

 

つけることができます。臨床医として生きていく上で非常に多くのことが学べるた

 

め、やる気のある医学生にとっては魅力的かもしれません。

しかし学生時代はやる気が大いにあったけど、実際に働くと、思っていた以上に負荷

 

が大きく、体力と精神力が持たないという声がよく聞かれます。中には、体調を崩し

 

て研修の中断を余儀なくされ、病院を辞めてしまう人もいます。学生時代は優秀だっ

 

た人も、実際に働いてみると病院と不適合だったという例も幾つか見たことがありま

 

す。体力などに自信がない医学生が、無理に背伸びをしてハイパー病院を選ぶのは、

 

少々危険かもしれません。自分のこれまでの人生を振り返り、自身の精神的・身体的

 

タフさ分析することで自分に合った忙しさの病院を選ぶ方がよいです。

厚生労働省の報告によると、研修医の基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)のスコア

 

週60~65時間労働の研修医群が最も高くなり、週65時間以上の労働をする研修医

 

は、それ以上のスコア上昇は見られなかったというデータがあります。極端にハイ

 

パーに働いても臨床能力の向上には限界があることがうかがえます。

ハイポ病院
 

ハイポ病院の強みは研修医の労働環境が守られている点です。長時間労働や休日出

 

勤が免除されていることも多く、ゆとりを持って働くことができます。初期研修医も

 

労働者であるため、労働者としての権利が守られることは当然ではあるのですが、極

 

端なハイポにもリスクが伴います。極端なハイポ病院は、指導医が研修医を指導しな

 

いで放置している可能性があります。研修医が本来与えられるはずだったチャンスが

 

十分に与えられていない環境と捉えることもできます。臨床医として生きていく以

 

上、3年目以降は専攻医として働きます。専攻医になると病院の当直は1人で行うよう

 

になります。極端にハイポな環境で初期研修を終わらせることで、3年目以降の救急当

 

直に支障が出る可能性も否めません。自分が専攻する診療科以外の診察や処置が必要

 

になったときは初期研修の経験が生きてくるのですが、初期研修で十分な経験を積ん

 

でおかないと、専門外の患者を他の医師に丸投げせざるを得なくなり、最悪の場合は

 

重篤なサインを見逃して患者を死なせてしまう恐れもあります。また、自分が専攻す

 

る診療科においても多くの場合、初期研修2年目の後半から修練が始まることが多いで

 

す。極端なハイポ環境ではこれらの修練が遅れる可能性があります。

ハイパー・ハイポに極端に寄るのではなく勤務時間内に密度濃く研修し、休みもしっ

 

かり取れる病院が最適かもしれません。

 

また中堅の先生で指導医としてよさそうな先生を見つけるかもしれません。もっと

 

も、その先生が中堅であるが故に、来年以降もその病院で働いているかは分かりませ

 

ん。多くの病院の場合、若手から中堅の医師は大学の医局人事で派遣されていること

 

が多いです。医局人事は1~2年で配置換えされることが多いので、入職した頃にはそ

 

の先生がいなくなっているということはよくあると思います。そのため、いいなと思

 

った先生には先生は来年もこの病院にいらっしゃいますか?と直接聞いてみるのがよ

 

いと思います。研修医が一緒に多くの時間を過ごすのは中堅の医師です。まずは中堅

 

医師の派遣状況と相性を見てみるのがよいと思います。上差し

 

従ってハイパー、ハイポは病院の優劣を表すものではないのです。

 

 

ジジイは15年前にハイパー病院からハイポ病院へ移りました。ダウン   

 

ちなみに将来消化器内科医を希望する方へのアドバイスとして、消化器病に関わる検

 

査や治療がすべて行える病院を選択すべきと考えます。(血管造影を放射線科が行う

 

病院が多い)オールラウンドプレーヤーになれば医師としての幅が大きくなりよりモ

 

チベーションが上がります。アップアップ

 

では今日はこのへんで・・・パー

 

Ciao!! 口笛