韓国の医学部事情！？

こんにちは！

ジジイたち医療従事者が毎日接している患者さんもさんであって様ではありませ

ん。

大事な取り組みですね。

さて

韓国政府が全国の医科大学の入学定員を2025学年度の大学入試から2000人増えた

5058人に定めると発表しました。5058人はソウル、高麗、延世大学の理工系列

（4882人）より多い人数です。理工系入学を考えていた最上位圏の受験生や、すでに

在学中の大学生が医学部へ転向する現象が現れるだろううと指摘されています。

韓国政府は医科大学の定員を増やす理由として、最近、胸部外科、産婦人科、重症外

傷外科等の生命と直結している分野の専門医を志願する若者が少ないことや、医療供

給の地域格差が発生していることを挙げています。そこで、公共医科大学を新設する

と共に医科大学の定員を増やし、若者が忌避する診療科の専門医を確保し、医療供給

の地域格差を解消しようとしています。

OECDの統計によると、韓国の人口1,000人当たり医師数は2018年現在2.39人（漢

方医師を含む）で、OECD平均3.49人を下回っています。また、地域別人口1,000人

当たり医師数（2019年基準、漢方医師を除く）は、ソウル特別市（以下、ソウル市）

が3.1人で最も多く、最も少ない世宗特別自治市（以下、世宗市）の0.9人と3倍以上

の格差を見せています。さらに、2020年基準の地域別医科大学と医科大学の入学定員

数は、ソウル市が8カ所と826人であることに対して、世宗市や全羅南道は医科大学が

一つも存在しておらず、将来的にも地域内での医師の供給が期待できない状況です。

そんな中

聞くところによると・・・

韓国では医学生の最初の2年を医予科残りの4年を本科生と呼びます。

予科は主に数学、生物、英語、外国語、統計学など共用分野について学ぶ時期で

激しい受験戦争を勝ち抜いた医学部の子達が勉強から手を引きゲーム、恋愛、旅行、

サークルなどやりたい事に明け暮れる時期です。医学の勉強を本格的に始めるのは本

科1年生（日本で言う3回生）からです。他学部大学院生の人達は本科1年生から合流

します。カリキュラムはかなり殺人的で数ヶ月おきに中間、期末があるのではなく

2年間毎週土曜日がテストで本科1、2年生が韓国の医学部で一番しんどい時期で留年

生も一番沢山出る時期です本科3年生になると勉強から解放され病院実習が始まりま

す。初めて白衣を着るという事で病院実習を始める前にはホワイトコートセレモニー

といって白衣を学校からプレゼントされ親に着せてもらうというイベントがあり結構

盛大に祝ってもらえます。

_pdf (jst.go.jp)

ちなみに韓国の医療機関は、医院、病院、総合病院、上級病院というランク別に分か

れています。現在、韓国政府が指定する上級病院は全国46ヶ所。うちソウル市内には

14ヶ所が集中しており、その多くは大学病院と財閥系（サムソン、現代）病院です。

騒動がこれからどうなっていくのか見守りたいと思います。

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では今日はこのへんで・・・

Ciao！！