池袋の東京芸術劇場へ
村上春樹原作「ねじまき鳥 クロニクル」の舞台を見に行ってきました。
 

画像お借りしました↑
 
 
 
実は小説の同作品、読み切れなかった・・・途中で止めてしまいました。
海辺のカフカやノルウェイの森は読み切れたのですが、
ねじまき鳥と1Q84はギブアップしました。
 
なので、舞台でリベンジと思ったのですが
 
正直、演劇鑑賞初心者の私には全体的に少しムツカシかったです。
 
数年前「海辺のカフカ」も舞台化された時に見に行ったのですが、その時は割とすんなりと理解できたのですが、今回は私には手強かったです。
 
ただ、演者の方は皆さん素晴らしくて
今回は特に、吹越満さんが凄かった!です。

主人公の岡田亨は成河さんと渡辺大知さんが演じ分けていて(ダブルキャストではなくて、話の中で場面によって二人が演じ分けていました)、こういう演出というか、配役も初めてでした。
 
コンテンポラリーダンスが随所に登場して迫力ありました!
 
ただ、原作自体がそんなhappyな話ではないので、(だから読むのをやめてしまったのもある・・・)、全体的には重い感じの舞台でした。これを素晴らしい!と評価する方は多分沢山いらっしゃると思いますが、私にはムツカシかったという訳です。
 
楽しかった!というよりは「凄かった!」というのが正直な感想です。
 
世界中で絶賛される村上春樹の代表的長編小説『ねじまき鳥クロニクル』―。本作を、2020年に世界で初の舞台化。舞台を創り上げたのは、イスラエルの奇才インバル・ピントと気鋭のアミール・クリガー、日本の演劇界に新しい風を送り続ける藤田貴大、そして独自の音楽世界を持つ大友良英。芝居、コンテンポラリーダンス、音楽が融合し、既成のジャンルを創造的に超える空間が立ち現れたことに、国内外で大きな注目が集まった。世界で愛される村上作品の中でも、きわめて重要な意味を持つと言われる長編『ねじまき鳥クロニクル』。深い迷宮のような世界が、時代の先端を疾走するエッジの効いた表現者たちの手によって舞台の空間に浮かび上がった様は、“村上ワールドの新たな演劇表現“と高い評価が集まった。初演の良さを残しつつ、さらに原作と演劇の融合を目指し、『ねじまき鳥クロニクル』という芸術が新たに生まれ変わる。~東京芸術劇場の紹介ページから抜粋~
多分、ものすごい凝った演出だったと思うので、演劇通の人の評判はすこぶる良い!様です。
 
いつも、予習しないで「新鮮な気持ちで見るのだ!」と思っていますが、今回は「ちょこっと予習してから来た方が良かったかもしれない・・・」と思いました。
 
そうそう今回、後ろの席の人が開演前に「咳がでるかもしれない・・・」と言っておられるのが聞こえてきました。
やはり、上演中「コンコン」と咳をされていました。
私も一度上演中に咳が止まらなくて困ったことがあったので、それからは上着もしくはパンツのポケットに咳止め飴を必ず待機させています。咳が出てから暗闇の中、ゴソゴソ探すのは大変なので。分かっているなら、対処をして欲しいなぁ・・・と思いました。
それと、今回寝息?いびき?がすごく聞こえて来て・・・自然現象だからやむを得ないのかもしれませんが、
色々と音が聞こえてきてしまって、ちぃと残念でした。
 
まぁ、自分も逆の立場になる事もあるかもしれないので、気を付けなきゃなぁ・・・と。
 
次回は1月、同劇場で三谷幸喜さんの新作「オデッサ」を鑑賞予定。
楽しみです。