離婚後、まあ、そんな悲しさもありながら独り身になってプチバブル期に入った私でした。
父親が前妻実家に見栄を張って「住むところはお嬢さんのお望みの所をご用意します!」と私には一言も言わないで約束していました。前妻は知ってましたね。で、結婚2年過ぎた頃に前妻が私に言いました。「ねえ、家はいつ用意してもらえるの?お父さんに聞いてよ」
はあ?何それ?
父親に「何の話を決めてたんか?」と問うと「そんなもん、その時の口約束や。信じる方がおかしいやろ」
あー、そう。じゃ、そのように前妻と前妻実家に伝えるわ。何でそんな大事な事を私に言ってくれず勝手に言うのかね?💢どうなっても知らんよ💢。
「まてまてまてまて!わかった。何とかする😮💨」
で、神戸とは名ばかりの六甲山の北側の神戸市内まで電車かバスで1時間かかる住宅地に一戸建てを用意させられました。もちろんローン。
その家は会社から2時間コース。そんな所に住み続けるつもりもありません。
4月に離婚届に署名して直ぐに家は売りに出しました。丁度、阪神大震災直後。裏神戸市域は建物被害もほとんど無く、神戸市に住み続けたい人の家屋購入需要があり、3年住んだにも関わらず購入金額よりも高く売れました。ローンを全額返済して結構なお釣りが来ました。
私は大型バイク🏍️と当時最新のスポーツセダン🚗を買って毎週末にはツーリングやドライブして気分を上げようとしていました。本当は「もう夢も希望も無い。世の中自分勝手な人間ばかり。好きな事して死んでも構わないし」と自暴自棄的に生きてました。毎月の給料は最低限の生活費以外は好きなように使ってました。守る家族も居ないし、会社でも所詮は保険くんで宛にもされていない。死んだって誰が悲しむもんでも無い。道具に使ってた親が「損した」と思うくらいさ、と。バイクツーリングでは高速道路をいつもアクセル全開140〜160km/hでぶっ飛んでました。車も小型ながら280馬力も有るので速い速い!アクセル全開‼️
好きな事してても月並みな表現ですが「体に大きな穴がぽっかり開いた」感覚で生きてました。