早起き4767日目
おはようさまです
塗装の仕事は色を扱っています
色というのは難しい
人によって感じ方が違います
細かく別けたら何千色にもなります
パソコンのモニターなどは何1670万色とか再現出来ると謳ってしまうし
そんなん見分けられる人はいません
目は色の影響を受けて見え方が変わるのですから
じっと見ていたら目に色が微かに残って他の色を見た時に混じります
色を厳密に見分ける場合は目を休ませてリセットする必要があります
補色と言って色の差が大きい組み合わせだとより鮮やかに感じるし、場合によってはチカチカして見難くなるし
時には目と脳は幻覚を見せる場合もあるし…
クスリとかじゃなくても、普通に見えます
自覚がなくて気づいてないだけ
結構ないい加減さですよ目は
ただ、直感も凄いです
広い平面の中の小さなゴミブツなどは敏感に見つけます
老眼の目には分からなくても、若者の目にはハッキリ見えたりします(笑)
自然の中で生き抜くには、風景の中の違和感(天敵)を速やかに察知出来なければ生き残れませんでしたから
目の良い者が生き残っていっただろう事はダーウィンが教えてくれましたよね
適者生存
だから、お客様は目が良いのです
直ぐに塗装の粗を見つけます
日本の製造業では目視検査は抜き取り方式でした
それが中国では沢山の若者を使って全数検査です
外観品質の差は歴然です
そこまでする必要は無いと思いますが
やっちゃった結果
巷にはキレイな製品だらけになりました
今は中国でも全数検査はコストの問題で出来なくなっているのではないでしょうかね
性能よりも見た目で勝負されたら厳しいです
見た目はキレイさはモチロンですが
デザイン・造形の美しさが一番のポイントです
第一印象で好き嫌いを瞬時に判断するタイパ重視の現代は見た目第一主義が勝ちますね
しかし世の中を見て下さい
色に関しては不自由なのです
自動で製造するラインで1個1個違う色を塗るのは無理ゲーなんです
手塗りは自由です
1滴混ぜるだけで色は変わりますし
塗り方を変えただけでも肌が変わり見え方も変化します
それこそ絵画の如く製品に雰囲気を持たせられます
出来るけどニーズが無かったのでやる人はいませんね
出来る職人さんは少ないでしょう
量産品は均一を求めますからムラを排除する方向です
私の野望の一つがこのムラを活かす塗装です
再現性が低いので量産は無理です
全体が1個の作品という感じですね
職人がいないなら自分でやるしかないのかも知れません