中学校入学の際オフクロか親父と黒の詰襟学生服を購入した『丸太屋』の現状を見たかったのだ。シャッターに国道1号線沿いに移転したとの貼り紙がされていた。まだ貼り紙がある状態であったことに一抹のうれしさを感じた。

丸太屋の経営者家族は親父のことをよく知っていた。店内には執拗に値切っているお客がいた。応対しているスタッフが泣きそうになっているのだ。

二十歳の頃まで詰襟の学生服を着ていた。半年前無性に詰襟学生服が着たくなって京都の学生服専門店に出向いた。高校の極短期間応援団に所属していたので『学ラン』をいっぺん着て見たかったのだ。『サージ』という言葉を思い出しながら商談した。アウトサイズの仕立てしても値段はリーズナブルなんだけど金ボタンを型から作ると前ボタンとカフスボタンのワンセットが6万円かかるという。

長くなるので続きは別にブログる。