田舎の道路は街灯が少なくて
日が落ちるとすごく暗くなります
18時を過ぎると車通りも減って
大人でも1人で歩きたくない位だし
我が家はバス通りから少し入った
田畑に囲まれた場所にあるから
家の前の道には灯りがなくて怖いんです
でも
ここに住み始めた頃は
暗い時間に外出する事も少なかったし
基本的に移動は車だから
気にせず住んでいたんですね
ところが
長女ちゃんが保育園に入った冬に
16時半頃に園にお迎えに行く時に
フト気がついちゃったんです
雪が降ったり天気が悪いと
車はライトを点灯する位
辺りが暗くなっていて
お迎えと小学生の下校時刻同じだから
こんなに暗くなってる時間に
子どもが1人で歩いて帰るようになる事に
そんなの危なすぎるっ
交通事故の危険もあるし
変質者がいるかもしれないし
なによりも
1人っきりで暗い道を歩くのって
道路と田畑の境目も見えないし怖い!
と言う訳で
長女ちゃんが小学校に上がる前なのに
地区長さんに相談してみたんです
「この子が大きくなった時に危ない」
普段からよくお話しする方だったから
そんな私の訴えに耳を傾けて下さって
他の役員の方とも相談してもらえ
「バス通りと自宅の間に街灯をつけよう」
とトントン拍子に話しが進んで
街灯が設置される事になったんです
小さいけれどLEDの明るい街灯で
あるとないとでは大違い
この頃は学校祭の準備で
帰宅の遅い長女ちゃんが
「あの街灯なかったら歩けなかった」
「あれなかったら田んぼに落ちたかも」
と帰ってきて笑顔で話してくれました
実際に他の地区の知り合いが
街灯をつけてと頼んだら
「夜の間ずっと稲に光が当たるのは嫌」
そんな理由で拒否されたと聞いたから
数年かかってもお願いしようと思ってたのに
周囲のみんなが「子どものためなら」と
すぐに快く了承してくれて設置された灯り
この道路の先には田んぼしかないから
我が家のためだけについてると思うと
優しさの詰まった温かい光に見えてきます
トド様のお気に入り