長い間、カナル型イヤホンを使用してきた。
初めて買ったイヤホンは高校生の頃。以来、何台か買い替えたが、これまでずっとカナル型であった。
イヤホンをつけている間、ずっと耳が塞ぎっぱなしになる。特に大音量で長時間使用していると、耳の中が痛くなり、負荷を与えた感じになる。聴覚にあまり良い影響を与えていないことは明らかだし、最悪の場合、外耳炎を引き起こすこともあるとか。
そんな中、骨伝導タイプのイヤホンはずっと気になる存在であった。
違いを大まかにいうと、空気の振動を介するカナル型に対して、直接頭部の骨を振動させることで音に聴覚を伝えるというのが骨伝導型の仕組みなのである。
耳を塞がないから、耳の中に負担を与えることはなく、清潔に保つことができる。しかしながら、骨伝導イヤホンは本当に聞こえるのだろうか。音漏れはしないのだろうか。いろいろな疑問はあったが、まずは試してみたかった。
今回は、製造元のAfterShokzの厚意により、骨伝導イヤホン「OpenMove」を試用する機会を得た。
AfterShokzについて軽く説明をすると、世界有数の骨伝導技術メーカーであり、60の国と地域で事業を展開している。骨伝導技術に関する特許も取得しているなど、専門性の高い企業なのである。
「OpenMove」は、AfterShokzのラインナップの中でもエントリーモデルの位置づけ。1万円未満(令和3年10月9日現在)で手に入るという手頃さが魅力だ。いったいどのような商品なのだろうか。本ブログでは4回に分けてレビューしたい。
10月某日、商品が到着。
さっそく開封すると、中に入っていたのは本商品のほか、USBケーブル、ポーチ、製品保証書、取扱説明書、ペアリング設定方法、それと耳栓。骨伝導イヤホンなのに耳栓が入っているのはどうしてとは思うものの、こちらについては第4回目のレビューにて説明する。
さて、開封の儀が終わったところで、次回は使用感をレビュー。ペアリングはうまくいったのか!
本商品は2年間の製品保証がついている
本体はUSBから給電するタイプ。29gと軽い
(写真上から時計回りに)USBケーブル、製品保証書、取扱説明書
専用のポーチがついている。持ち運びに重宝する
耳栓。カラフルな色合い