『第六ポンプ』 | 本だけ読んで暮らせたら

『第六ポンプ』


『第六ポンプ』  パオロ・バチガルピ/著、 中原尚哉・金子浩/訳、 新☆ハヤカワ・SF・シリーズ(2012)


SFの短編集。


『ねじまき少女』 と同一設定の近未来世界が舞台となっている2つの作品「カロリーマン」と「イエローカードマン」を読みたくて借りた。


その2作、短編小説としてまァまァではあるが、特段ではなかった。

しかも、長編『ねじまき少女』を読んいない人には、なかなか理解できない話ではないだろうか?と思う。

長編を読んでいて、物語が展開されている作品の世界観が判っていないと面白くないだろう。

この本を単独で読んで、はたして作品を楽しむことはできるのだろうか?