『女子中学生の小さな大発見』 | 本だけ読んで暮らせたら

『女子中学生の小さな大発見』

『女子中学生の小さな大発見』   清 邦彦/著、 新潮文庫(2002)

2011年夏の「新潮文庫の100冊」にも選ばれている本書。


動植物や自然の何気ない観察、ふとした思い付きによる小さな実験、少々的外れな考察、などなど、女子中学生によるプチ自由研究のレポート集。 レポートといっても、せいぜいが3、4行の箇条書きにしたものを寄せ集めただけだ。


例えば・・・、 「○○さんは万歩計をつけて寝てみました。朝までに12歩、歩いていました。」 など、およそ理科の実験とはいえない様なものまでが載せられている(だが、私は ↑ このレポートは好きだ)。

このテのことが150ページも羅列されている。


とにかく何でも良いから、中学生が等身大で調べたこと、不思議に思ったこと、試してみたことを並べてみた感じだ。

そんなものが集められ、まとめて読んでみると、どうしてどうしてこれが案外面白いから不思議だ。