『猫の縁談』 | 本だけ読んで暮らせたら

『猫の縁談』


『猫の縁談』  出久根 達郎/著、 中公文庫(1991初版、2009改版)


出久根達郎の短篇集。

エッセイとも小説とも採れる、猫と古本と古本に関わる人々の話が5編。 


この人の文章は本当に巧い。実に読みやすい。

どの作品も雰囲気がいい。

古本屋を営む店主たち、古本に魅入られた奇妙な購買者たち、作中に登場する人物たちの佇まいがイイ。


眠くなったら途中で終わらせようと思いながら、毎晩一編づつ、寝しなに何の気なしに読み始めるのだが、いつも終いまで読んでしまう。



以前にも1冊 この著者のを読んでましたな。。。