グループB: アルゼンチン 4 vs 1 韓国 | 本だけ読んで暮らせたら

グループB: アルゼンチン 4 vs 1 韓国


ギリシャに完勝した韓国が、アルゼンチンに粉砕された。

どこまでもアルゼンチンの巧さ、強さが目立ったゲームだった。


アルゼンチンの選手たちは、相手の一人や二人がプレスに来てもまったく意に介さずボールを持ち続ける。慌ててパスを出すことなどしない。

メッシ、テベス、イグアインなどは、3人・4人の相手ディフェンダーを引き連れたままドリブルでゴール前に迫る。

強引とも採れるドリブルを多用するから、ゴール前での細かいパス回しが活きる。


アルゼンチンの3点目は、メッシのドリブルからの突破が起点となった。

そして、4点目は、5人の韓国ディフェンダーに囲まれたメッシが、魔法のような、ふわりとした浮きパスを見方に出した。一瞬、どうやってボールが出てきたのかが判らなくなるくらい鮮やかだった。

ドリブルとキラーパス。アルゼンチンの二刀流が煌めいた得点シーンだった。


南米予選の不調が嘘のような魅惑的なサッカーを魅せてくれた。

このままの調子で行ってくれ!

’86年、’90年のときのように、アルゼンチンのサッカーを世界に知らしめてくれ!