『機械探偵クリク・ロボット』 | 本だけ読んで暮らせたら

『機械探偵クリク・ロボット』

KRIK-ROBOT, DETECTIVE-A-MOTEUR : L'ENIGME DES 5 PAVILLONS (1945)
LES AVENTURES DE KRIK-ROBOT : LES KIDNAPPES DU PANTHEON (1947)
『機械探偵クリク・ロボット』  カミ/著、 高野優/訳、 ハヤカワ・ミステリ1837(2010)


ポケミス。

1945年と1947年にフランスで出版された中篇コージー・ミステリ2編が収録されている。

 ■ 「五つの館の謎」

 ■ 「パンテオンの誘拐事件」


早川書房のWEBで6月刊行作品としてアップされていた際、タイトルを見た段階でまったく読む気が起こらなかった。 が、書店で現物の中身をパラパラめくって見て考えを変えた。

けっして上手いとは云えない挿絵が4~5ページに1枚の割合で入っていて、そのテイストに不思議と惹き付けられたものだから・・・。 220ページと薄くて直ぐに読めそうなのも良かった。


内容的にはそこそこ。 コージーなので、あまり多くを求めてはいけない。

片手間に読んで、クスッと笑って、直ぐに忘れてしまえばイイ。

イヤ、ホント、時間潰しにはもってこいの作品。 (←これは褒めてるんだよ)