『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック2』 | 本だけ読んで暮らせたら

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック2』


『機動戦士ガンダム THE ORIGIN 公式ガイドブック 2』  安彦 良和/著、 角川コミックス・エース(2010)


今更って感があるけれど、1stガンダムのマンガが面白い。


およそ半年に1巻のペースでしか単行本が出ないが、それがもう20巻にもなっていて、未だ終わらない。

単行本で20巻も刊行されているんだから雑誌の方は10年も連載されているってことか!?(雑誌までは手が回らないので確認してないが・・・)


で、20巻目が最近刊行されたのを記念して(?)、一緒に出版されてたのがこの『公式ガイドブック2』だ。

これまでの物語の概説とか、キャラクター紹介とか、メカニック紹介やらが載っているのだが、最後の30ページは安彦良和氏による描き下ろしのオリジナル作品 『~誕生~』 が載っている。


誰の「誕生」かって云うと、このマンガの主人公シャア・アズナブルだ。

シャア(キャスバル)が誕生する当日の出来事が綴られるのであって、誕生する当の本人は作品には登場しない。登場するのはザビ家の面々とシャアの両親。それと幼き頃のクラウレ・ハモン。


TVや映画版ではアムロ・レイをメイン主人公としていたが、マンガ版の「ガンダムORIGIN」という作品では、キャスバル(シャア)を始めとしたジオン家とザビ家の物語をメイン・プロットとしている。TV版・映画版で描かれなかった部分、・・・ザビ家の面々の感情部分だとか、1年戦争に至る以前のジオン家とザビ家の歴史部分だとか・・・、が描かれていて、こちらの方が俄然面白い。