『それでもピサの斜塔は倒れない 知れば誰かに話したくなる地中のこと』 | 本だけ読んで暮らせたら

『それでもピサの斜塔は倒れない 知れば誰かに話したくなる地中のこと』

『それでもピサの斜塔は倒れない―知れば誰かに話したくなる地中のこと』  応用地質株式会社/編著、幻冬舎(2007)

多少の宿題を残しつつも、年度末の繁忙期が嵐のように過ぎ去った。で、気を抜いたところで風邪をひく。

鼻水と咳が酷くて、もう、ほとんど仕事などする気が起きない。小難しいことなど何も考えたくない・・・・・。

そんなときは、書類の山となった机の上を片付ける。片付けるといっても、そのほとんどはシュレッダー行きだ。


その書類の山から出てきたのが、この本。いただき物(献本)。

かなり前に頂いていたものだが、すっかり忘れていた。 1年近く、書類の山の中に紛れ込んでいたということか・・・!?


地質、地盤、岩盤、地中、地面、・・・、etc・・・世の中のほとんどのインフラストラクチャーは、こうしたものの上か中に存在する。大雨が降ったり、大地震に見舞われていろいろな物が壊れるのも、ほとんどは、こうした地盤を介してである。

私のように、耐震設計とか、地震応答解析とかに関連する仕事をしていると、こうした地盤などというものに感心を持たざるを得ない訳だが、しかし、一般の人たちが地盤とか地質とかを日常的に関心を持っているかというと恐らくそんなことはないのでは・・・?

そんな一般的な人を対象に書かれた本なので、中身はすこぶる簡単。簡潔。


第1章 日本は複雑な地盤(ヤツ)ばかり

第2章 軟弱な地盤(ヤツ)も恐るるに足らず

第3章 騒がしい地盤(ヤツ)の始末をつける

第4章 汚れた地盤(ヤツ)を更正させる

第5章 地盤(ヤツ)を診るジオドクター

第6章 地盤(ヤツ)にはロマンもある

第7章 個性的な地盤(ヤツ)だから美しい風土(ニッポン)ができる


それなりに砕けた調子で、面白おかしく書かれている。

チョイと大きな本屋さんになら置いてある。



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そういや、2、3日前に、このブログのメッセージ機能を使って、ある出版社から献本の申し込みがあった。

こうした場合、他のブロガーさん達は受け入れているのでしょうか?

住所を教えなきゃいけないのが何かイヤなんだよネ。
経験のある方、教えてください。