『考えるヒント<新装版>』 | 本だけ読んで暮らせたら

『考えるヒント<新装版>』

『考えるヒント』  小林 秀雄/著、  文春文庫(1974、新装版2004)


小林秀雄。名前だけはなんとなく聞いたことはあったが、著作は読んだことがない。
茂木氏の『脳と仮想』 を読んでいたらこの名前が出てきた。
なんでも、この偉大な思想家の書いた『本居宣長』という作品が凄いんだとか。それを読んでみたくて、「ブ」で探したが見つからず、代わりにこれをゲット。その後、新刊本で『本居宣長』を購入。現在は熟成中。。。
さて、この本に収められているのは、どれも私が生まれる前に文藝春秋や朝日新聞に掲載されたエッセイである。
何気ない事柄に対する深い洞察、その思索を表現する簡易な文章。しかも、言っていることもなかなか面白い。なるほど、天才のエッセイとはこういうものか、と思う。

今更かもしれませんが、お薦めです。