『千年、働いてきました』 | 本だけ読んで暮らせたら

『千年、働いてきました』


『千年、働いてきました -老舗企業大国ニッポン-』  野村 進/著  角川oneテーマ21(2006)


建国以来侵略を経験したことのないアメリカには百年を越える企業はあまり珍しくないそうだ。しかし、ヨーロッパや、中国を含むアジアには百年以上続く企業などはあまり無いのだそうだ。(まー、中国はつい最近まで全部国有企業だったからネ。)

それが、日本には江戸時代から続く企業が、それこそ数百もあるそうだ。 江戸時代どころか鎌倉時代、平安時代から続く企業なんてのもある。 

なぜ、日本では二百年、三百年、五百年、千年も継続できる企業がそれほど多くあるのか?


「へ~」って思える箇所もあれば、「そりゃ、そうだ!」って所もある。


いろいろと個々の理由はあるみたいだが、共通するのはやはり、コア・コンピタンスと変幻自在性、ってところかネ!

でも、なぜ日本の老舗企業はコア・コンピタンスと変幻自在性を持つことができて、他の国の企業には難しいのか? 両者を隔すのはどんなところにあるのか? そこが読みどころ(かな?)。