『ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2』 | 本だけ読んで暮らせたら

『ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2』


『ゲーム的リアリズムの誕生 動物化するポストモダン2』 東 浩紀/著  講談社現代新書(2007)



かなり端折った云い方をすれば、この本のメインは、ライトノベルに関する論考。


ライトノベルをどのように捉えるか? に関して著者が主張することが合っているのか間違っているのか? そんなことは私には判らないが、一つの考え方だと思えば面白い! 「ヘ~~、そうなんだ!」 といった感じ。


ライトノベルを読むには、その作品を読む以前にベースとなる知識というか人工環境(データベース)が読者に備わっていないと面白くないらしい。。。(“お約束”、“前提”などはいちいち描かれない、ということかな?)



それにしても、このテの本を読んでいると、“モダニズム”とか“ポストモダン”とかいった言葉が頻出するが、こういう用語ってのはどうにかならないものかネ。抽象的過ぎたり、どうにでも採れたりしてよく判りません。。。本によっても意味が異なるし。読んでいる最中はイイんだけど、読み終わったとたんに、またすぐ判らなくなる。



何はともあれ、ライトノベルを読みたくなりました。