『空飛び猫』
『空飛び猫』 CATWINGS(1988)
アーシュラ・K・ル=グウィン/著、 村上春樹/訳、 S.D.シンドラー/絵、 講談社文庫(1996)
(文庫本の表紙と、上の写真はなんだかチョット違う?)
『ゲド戦記』のアーシュラ・K・ル=グウィンの原作を、日本を代表する世界的な作家:村上春樹が翻訳した童話。
文庫本だが、カラーイラストが載っているおかげで上質紙が使われている。 Book Off で300円の拾いもの。
都会のスラム街と思しき場所で、羽を持って生まれた4匹の子猫たち。
彼らが母親の元を飛び立ち、自然豊かな森に移り、森の動物たちとの間で様々な体験を経た後に、牧場の兄妹と出会う物語。
他愛のない話だが、ほのぼのとする。
それに、ペン画に淡い彩色を施したカラーイラストが美しい。特に、羽を持って生まれた四匹の猫たちの姿がイイ。
続編『帰ってきた空飛び猫』もいっしょに購入済み(350円)。明日はこちらをエントリーします。