惑星科学の最前線は人間くさい!? | 本だけ読んで暮らせたら

惑星科学の最前線は人間くさい!?




冥王星が惑星というカテゴリから降格した。


現在、海王星の外側に1000個以上も確認されている“エッジワース・カイパーベルト”という小天体群の一つに過ぎない、という見解かららしい。

この冥王星降格問題を巡ってアメリカの一部から反対が唱えられたり、教科書会社からは「書き換えるのが大変だ」というようなコメントが出ていたり、それをまた重大事のようにマスコミが煽った報道をしていた。

↑↑↑ こんなことはどうでもイイ。(どうでも良くないか?)

私にしてみれば、今回のニュースの価値は、“天体の分類やカテゴリなど、定義の仕方や解釈次第でどうにでも変わる”という所にあるのだと思う。

科学的事実に対して、まったくもって人間くさい“解釈”という行為が入るということを知らしめることに面白みがあるのだと思う。


科学というと、事実だけを扱っているように捉えられるかもしれないが、実はそこには人間の感情・情緒や多数決などといった社会システムが係わってくるということを、多くの人たちにあらためて知ってもらうことが大事だ(と思った)。