決勝トーナメント1回戦: ブラジル 3 vs 0 ガーナ
ブラジルの先発は背番号1~11までが綺麗に並んだイレブンだ。
ここまでの試合、決して魅惑のサッカーを展開してきたわけではなく、きわめて現実的なゲームをしてきたブラジル。
一方、中盤の個人能力はブラジルをも凌ぐのではないかと思わせるガーナ。一見、メチャクチャで個人技頼りのサッカーのようで、実は結構、組織だっていたりする。まったくもって魅力的なチームだ。
いやー、ガーナのディフェンス・ラインはえらく高いナ。前半15分までで2度もラインを破られている。そのうちの1度はFW9ロナウドの1点になった。1対1で絶対外さないロナウド。
前半20分過ぎはガーナが主導権を握っていた。決定的なチャンスが何度もあったにも拘らず、ブラジルはキーパーの幸運もあって、なんとか無得点に終えた。ロスタイムに入ろうかという間際には、カウンターで2点目まで決めてしまった(オフサイド臭いけど)・・・。これだから・・・ブラジルは・・・・・。
ガーナは能力は高いが、確実性に欠ける。そこがブラジルと大きく違う。
後半、逃げ切りを図りたいブラジルは、トリプル・ボランチにした。ピッチ上の選手達も監督の意図を感じて、ボールの回し方、ボールの追い方に変化が現われた。残りの試合までも見越した戦い方なのだろうか?・・・余裕だね。
ガーナのFW3ギャン(モビルスーツみたいな名前だな・・・)が退場となってからは、ガーナの元気も消沈したのか? ガーナは3点目も失い、万事休す。
試合前、実は・・・、ビッグ・キリングを期待していた。
しかし、今回のブラジル、未だ覚醒しないMF10ロナウジーニョは気になるが、戦い方そのものは堅実で、あまり弱点が見当たらない。その分、あまり魅力的でもないが・・・。