『グーグル Google』
佐々木 俊尚/著、文春新書
『ウェブ進化論』 と対にして読むのがイイかな? と思ったもので・・・。
『ウェブ進化論』 では、Googleという企業の新規性、革命的なまでの斬新さなどについて、かなり肯定的に述べていた。
本書では、Googleのビジネス、あるいはビジネスに対する思想の“負の側面”についても述べている。
例えば、
■一私企業による圧倒的な情報把握の危険性
この一元的な情報把握能力がもたらす“新たな権力”の出現
■“自由を標榜する”と宣言しているわりに、中国政府による検閲を容易に認めてしまったこと
■ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ などなど
『ウェブ進化論』がかなり売れているのを見計らって出版したのだとしたら、実に良いタイミング・・・!?
別の視点から見ておく事も必要だもんネ。