「信長と十字架 天下布武の真実を追う」
- タイトル: 信長と十字架―「天下布武」の真実を追う
- 立花京子/著、 集英社新書
“天下布武”の意味を追求し、当時の日記等の資料(原典)を可能な限り読み、調べ尽くし、辿りついた信長暗殺の理由とは、・・・
話としてはオモシロイです。確かに、画期的な論考かもしれません。しかし・・・
イエズス会の意に沿わなくなった信長を、陰謀によって抹殺する・・・?
イエズス会のどこに、当時の反信長の権力者達を操れるだけの力があったのでしょう?
ホントかいな?ってところが、かなりありました。私には今ひとつ納得できない論考でした。
しかし、独学で戦国史を研究し、70歳にして博士号を取得したという、著者、立花氏の研究に対する姿勢には、ほんと脱帽です。スゴイです。尊敬してしまいます。
年齢に関係なく、夢中になれるものがあって、それをトコトン突き詰めていけるだけの気力と能力がある・・・ん~、そういうふうに、なりたい・・・