「日本の誕生」
吉田孝/著、岩波新書
倭、大和、日本、ヤマト、ニッポン、ニホン、ヒノモト。
文字による表記、音(声)による表現、いろいろありますナー。
かつては、この国の名前の表し方によって、国外(隋・唐・漢)向けなのか、国内(列島内の東国・蝦夷、隼人、琉球)向けなのか、その意味するところが異なっていたらしいです。
日本史、日本国史、日本人史、日本社会史、これらはイコールで結べるのでしょうか?
それぞれの人のイデオロギー、思い、想い、常識、経験などによって異なるかもしれません。
この本では、上に述べたようなことにも触れながら、東アジア世界との交流(特に今の中国との関係)を通して、日本という国がどのように成立してきたのかを論じています。
ここのところ問題になっている?中国との関係のことが気になり、なんとなく、こんな本もあったなと思い出しました。
だからって、どうということはないですけど・・・