私のことかいっ!?とドキッとして思わず手に取りました。
幼少の頃から本が大好きで活字中毒、図書館LOVERで今は娘も「図書館に住みたい」と言うほどで嫌な部分だけ似ちゃっているようです。
出版業界にもかれこれ20数年従事しているので本を読むことがさほど幸せなのか?そいつら理屈っぽくねえ?と周りを見ても疑問に思うこともあります。
なので図書カードは私のみ1枚で都度10冊限定でお借りしていますが1、2日で読み切ってしまうのが恐ろしやーーーー。
私個人にとってはイギリスで一年遊んでいる間に活字を追いかけるのが苦になりました。
下宿先の女将さん曰く「読書は努力でなくCUSTOME」と言ってたので和書に離れている間に文字を追いかけるのが習慣ではなくなったようです。
さらに仕事、育児に忙殺されている間に書店に行く機会、e-honやAmazonでポチッとする機会も減るどころか、半世紀近く親しんできた(どころか系列の版元3年いたこともあるので食い扶でもあった)新聞の購読も辞めてしまいました。
以下Amazonより概要転載
【人類の永遠の悩みに挑む!】
「大人になってから、読書を楽しめなくなった」「仕事に追われて、趣味が楽しめない」「疲れていると、スマホを見て時間をつぶしてしまう」……そのような悩みを抱えている人は少なくないのではないか。
「仕事と趣味が両立できない」という苦しみは、いかにして生まれたのか。
自らも兼業での執筆活動をおこなってきた著者が、労働と読書の歴史をひもとき、日本人の「仕事と読書」のあり方の変遷を辿る。
そこから明らかになる、日本の労働の問題点とは?
すべての本好き・趣味人に向けた渾身の作。
以上
ネタバレになるので結果はお控えしますが筆者の古今分析には膝を打つほど共感できました。
テレビのおかげで売れる本
→TikTokで本が売れることを嘆く現代の大人と一緒だ!
→まなざしって見下しですよね???(かつての)カルチャーセンターに向けられた視点は、オンラインサロンに向けられるまなざしと似たものを感じてしまう。
強制されていないのに、自分で自分を搾取する「疲労社会」
常に、資本主義は「全身」を求める。
はい、かつてのワーカホリック時代の私がそれでした。
’やりがい搾取’なんて言葉がなかった時代に・・。
まあ熱中する瞬間も必要ですが煽られる、そうでなきゃ駄目人間と見做されるのも恐ろしいことです。