こんにちは

先週の桜ですっかり春気分というのに、今日は冬コートが必要な寒さ。
まぶしい日差しのもとで植物たちが元気に色づく姿を早くみたいですね!
植物はハワイアンキルトの主役ですからね

ハワイアンキルトはピースワークをせず、大きなモチーフをどーんと使うのが特徴ですよね。
そしてモチーフには主にハワイの植物が使われます。他にもホヌなどの動物やハワイ王朝にまつわるものなどもあります。
それらのモチーフを使ってハワイアンキルトはデザインされるのですが、当然、ほかの人のデザインを盗んではいけません

まぁハワイアンキルトに限らず、音楽や美術などなんでもそうですが。
そうはいっても、ハワイアンキルトという決まった手法のなかに「ハワイ」という共通のテーマをのせていくわけですから、どうしても似たり寄ったりしてきます

わたしも今コースターのシリーズを作っていますが、プルメリア、モンステラのコースターなど、この世の中に溢れています

そのような中で、どうやってオリジナリティを追及していくのか、自分らしい個性を出していくのか。
私を含め、作家さんたちが悩み、向き合わなくてはいけないテーマとなっています。
インスタを見ると、作家さんたちの工夫がいっぱいです。
染め物を使ったり、柄生地を使ったり、それらを組み合わせたり・・・
本当に皆さん様々な工夫をされていて、刺激を受けたり、勉強させていただくことばかりです

ムラ染めに関しては、キャシーさんがよく使われいる影響でしょうか、
ここ数年本当に流行っていて、「ハワイアンキルトといえばムラ染め」と思っている方もいるようです

でも、ハワイアンキルトは元々は無地の生地で作られていたものなんですよね。
実際、私が新婚旅行でハワイに行った7年前は、ハワイアンの生地屋さんにムラ染めの生地は置いていませんでした。
今はどうかわかりませんが。。。
だからというわけでもないのですが、私の作品は無地がほとんどです

OSANAIさんのとてもきれいな染め物に一目ぼれして作ったタペストリーはとても楽しかったですが、なんとなく無地の方が私には合っているみたいです。
ムラ染めのやんわり淡い雰囲気も好きですが、無地のしゃきっとした感が好きなんですよね

そうなってくると今度は、無地の中でどうやってオリジナルと個性を出していくかということになるのですが、やはりポイントとなるのは「色」ですよね

まったく同じデザインを使っても、色を変えるだけで全然違う印象になるので面白いものです。
オリジナルを作り始めたばかりの頃は、自信もないし、人の評価も気になるしで、「無難な色」ばかりつかっていました。
それが少し慣れてくると「無難」に物足りなさを感じ、一歩踏み出してみたくなるんですよね。
生意気なことに

書店に行って配色の本を何冊も買ってみたり、お店で売られている商品を参考にしたりして、いくつかカラフルなキルトを作ってみました。
すると、「すてきな色使いですね」というお褒めの言葉をチラホラ頂けることに

これはすごく嬉しいことです
なにより自信がつき、ますます楽しくなりました


やっぱり色使いが明るく、豊かだと、見ているだけで楽しい気持ちになりますね!
私だけでなく、教室の生徒さん、作品を見て下さる方が私のキルトで元気になってくれたらこの上ない幸せを感じることでしょうね!
私もいつかそんな作家になりたいな

ちょうどいま、カラフルなコースタのシリーズを製作中。
二つできて、あと4つ作る予定です
