今日、旧友にメールを貰った。
いや、メールを貰ったのは初めてだ。
出会いは随分と昔。
メールどころか携帯電話もパソコンも普及して
いなかった頃の昔。
いくつかの小学校から集まってきた中学校で
初めて出逢った。
最初の会話は何だったのか覚えていない。
どんな経緯で友達になったのかも覚えていない。
気が付けば話していた。
そんな自然なことだった。
高校も同じ学校に進んだがクラスは別々だった。
高校時代の交流はあまりなかったと思う。
高校卒業後、彼は故郷に残り
オイラは東京に出た。
堅実な彼と夢見がちなオイラ。
彼は今、故郷で市議会議員をしている。
疲れた時、悲しい時、つまづいた時に
思い出す故郷を守っていてくれる。
地方にありがちな財政難や医師不足や
その他、たくさんの問題と戦ってくれている。
帰る故郷を守ってくれている。
そんな彼がまだ友達と呼んでくれる。
ホントに感謝です。
メールに先だって数日前に電話をもらった。
彼の声を聞いた途端、一瞬にして二十数年の
空白が吹き飛んだ。
懐かしい声が響いていた。
何でもかんでも自分で切り開いてきたつもりに
なっていたが多くの人の善意に支えられてるオイラ
今まで応援してくれた全ての人にありがとう
心配してくれた全ての人にありがとう
叱ってくれた人にありがとう
涙を流してくれた人にありがとう
笑ってくれた人にありがとう
何かお返しができればいいのだが
せめて今後は感謝の気持ちを込めて
生きることを誓います。
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