心象風景2 | 今日もラッキー

今日もラッキー

何気ない日の当たり前の日常を書いてみます

歩く


ただひたすらに歩く


目的もなく


なぜなのか 何の為にか わからずに ただ歩く


梅の花びらが枝を離れて地上に舞い降りる間にも


さまざまな想いが駆け巡る


この辺で角を曲がろうか


歩く


振り返ることなく ただ前進する


人通りが少なくなった


畑が広がってきた


家が散在している


あそこの角を右に曲がる


信号で止まる


今まで何を考えながら歩いてきたのだろう


昨日の事 明日の事 そして今日の事


雨が降り出した


シャツがぴったり肌にくっつく


靴の中が湿ってきた


前方を上目づかいに見る


それでもゆっくり歩く


周囲の人は走り出す


すれ違う車のワイパーが動いている


俺はまだゆっくり歩いている


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あなたは今どこにいるの


まだ出逢えぬ恋人よ


もしも赤い糸がみえるのならば


早く手繰り寄せてみたい


切れないうちに


もつれないうちに


僕は今 君が必要なんだ


話し相手が欲しいんだ


こんなに沢山の人が集まっているのに


どうして僕はこんなに淋しいんだろう


早くここに来て


愚痴でも何でもいいから話してよ


僕は君以外の何も見ないから


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雨よ


雨よ


降ってくれ


俺の汚れた身体から


全てを洗い流してくれ


この世から捨てられた命らが


再びあの陽を見ることを


俺に約束してくれ



雨よ


この限りない命の尊さを


全ての魂に教えてくれ


生きることの尊さを


わかちあう喜びを


あの子らに