心象風景 | 今日もラッキー

今日もラッキー

何気ない日の当たり前の日常を書いてみます

今日 旧友の病床を訪ねた


彼の姿は あまりに酷い


心が元気であるだけに酷い


その後 他の友達も訪ねてきた


昔話に花を咲かせる


友達に会うのはいいものだ


こころがなごむ


オイラは無言だけど


楽しかった


一人でじっくりとかみしめていたいから無口なのだ


そして みんなが好きだから


ともだち


それは不思議な関係


親でもなければ 子でもない


親戚でもなければ 嫁でもない


失い難し 友


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トンネルを抜けると


港が見えるだろう


そして列車は短いホームに止まるだろう


ここがオイラの町なんだ


ホームを出ると船のマストが見えるだろう


海の色も


山の色も


人々の声も


みんな みんな 昔のままだ


帰ってきたよ


夢に敗れて帰ってきたよ


こんなオイラを温かく迎えてくれるのかい


この土地の土になってもいいかい


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小雨の降る街を


一人歩いてみる


たばこに火をつけ


吐息と一緒に 紫の煙


くやしいけれど 浮かんでくるのは


あなたの面影


アジサイの花の色が変わっていくように


オイラの心も変われたらいいのに


この雨にうたれて

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