20年近く前、

私に茶の道の楽しさを教えてくれた中田智之さん。


お茶と言うのは、最初が肝心。

初めての茶会で

作法ばかり厳しく言われたりすると

二度と躙口をくぐらない人も居るくらいなのです。


私は本当にラッキーです♫

中田さんから

歴史ある貴重なお道具との出会い、と言うロマンと…

人を想いやる茶道の気遣い…

そして禅につながる哲学…

奥深い茶道の魅力を教えてもらう事が出来ました。


そんな中田さんが続けている月釜『茶狂会』も

気がつけば108回を数え、

その記念の『煩悩茶会』が

秋色に染まり始めた京都の興聖寺で開かれたのです。


慶長八年(1603年)に、

虚応円耳(きいんえんに)という僧を開山として、

古田織部により建てられた興聖寺。



108と言えば煩悩の数ですが…

『煩悩茶会』では、

京都でも数寄者として名の知れた中田さんの

数寄を極めた素晴らしいお道具が…

次から次へと供される、贅沢三昧!!







点心席では三味の音が響き、

艶の会による華やかな舞が披露されます。

菱岩の点心に舌鼓を打ちながら

数々の銘酒で気持ちも華やぎます。

会の締めくくりでは、

浸り尽くした煩悩を打ち払うために

鐘をつかせて頂き、

身も心も清くなって

気持ち良く帰路に着く事が出来ました。

長い年月、途切れる事なく

中田さんが一生懸命、続けて来られた『茶狂会』。


お茶の世界で有名な皆さんから、

私のように、

素人ながら、その魅力に取り憑かれた人、

そして心からお茶を愛してやまない皆さんまで。


『茶狂会』ファンの沢山のお客様を見たら

その歴史が分かります。


この日も興聖寺は、

中田さんを慕ってやまない多くの皆さんで

埋め尽くされておりました。


中田さん!

そして『茶狂会』の皆さん!!

いつも素晴らしい会をありがとうございます(o^^o)