その病院は、
全く縁もゆかりもなく、
行く予定どころか、
その存在すら知らないクリニックでした。

実は…
1月に受けた人間ドックで異常が見つかりました。

今まで受けたことのない
身体の部位の写真を撮ったら、
小さな腫瘍のようなものが写ったのです。

良性か悪性か分からないので、
詳しい検査を受けるよう勧められました。

人間ドックの医療機関からは
神戸のK病院を指定され、
紹介状も書いてもらいました。

ところが!

たまたま、別件で。
とある癌の早期発見プログラムに申し込み、
家の近所で血液検査をしてくれる
総合医療センターをネットで見つけ
予約を取ったのです。

そして、その総合医療センターで、
検査のために血をとってもらいながら、
人間ドックで異常が見つかった話をしたら!

そのお医者様の知り合いがやっている
クリニックを薦められました。

つまり!
人間ドックから紹介されたK病院ではなく、
たまたま行った
総合医療センターの方の知り合いの
生まれて初めてのクリニックに行くことになったのです。

そのクリニックに
またまた電話をして予約をとりました。

当日、
一通りの検査を終えて
いよいよ院長先生の診療を受けることになり、
奥の院長室へ。

丁寧に説明をして下さる若い院長さん。
そして検査結果を全て聞き終えた時…

おもむろに彼が話し始めました。

『実は、私、植村さんに電話してるんですよ。

30年前に!!
今日お会いして私もビックリしています!』

えーえーえーっ???

まるっきり初対面なのに、
私に電話をした?
なぜ?
どう言うこと?

『私の医大の先輩にTさんって言う人が居て、
お父さんが読売テレビに勤めていらっしゃって。
ある日、植村さんとTさんが会社で仲が良いので
植村さんにどなたか良い方を紹介したいから、
息子さんの友達を、と言うことで…』

えーえーえーっ!!!

なんと、なんと、なんと!
Tさんと言えば、
今も読売テレビの陶芸の会で親しくして頂き、
今年の3月には
皆でご飯を食べる約束までしている方なのです。

そう言われてみれば、
昔、そんなお話をTさんから頂いたのを
思い出して来ました。

『で、私が植村さんの携帯の番号をお聞きして
実際、かけたんですよ。
でも留守番電話になっちゃって。』

えーえーえーっ!!

確かに、その頃の私は
仕事が超・超・超忙しくて
電話に出る時間もなかったほど。

結局、留守電に折り返すこともなく
時は流れてしまったのです。

本当にごめんなさい。

ところが!
なんと!
30年を経て!!
凄いご縁ではありませんか!

30年前に繋がらなかった電話の相手と
30年の時を超えて話が出来たんですっ( ^ω^ )

えーえーえーっ!
凄いーーーっ!!

いやぁ、思わず
2人の小指をマジマジと見てしまいました。

そこに、赤い糸が…

ありませんでしたーーーっ!

残念!

なんか、ドラマや映画の
物語の始まりのシーンに出て来そうな話なのに…

とは言え、
この話は、残念ながら…これでおしまい。

ま、現実世界なんて、
こんなものですよね…

ドラマのように
ここから何かが始まる兆しもございませんっ!

とほほ。。。

万が一、この投稿を見ていたら!
先生!
連絡下さい〜(o^^o)