顔も身体も傷だらけ!!


幼い顔のオデコやホッペには…

真っ赤な赤ちん。

絆創膏が貼られた足や腕…


幼い頃の写真で

傷のない私を見つけるのは至難の業です f^_^;


とにかく、よく転ぶ、ぶつかる。


何かに集中したら他のものが見えなくなるんです。

興味のあるものに猪突猛進。

行く手を阻むものがあっても進むので、

結果として…転ぶのです (T_T)


そんな性格は、今も変わりません。


なので…

未だによく転びます。


数日前も…

西宮の芸術文化センターで。


開演時間ギリギリで

走りまくった大ホールの入り口の前…


カバンからポロっとメガネが落ち、

勢いよく前に出した左足の下に…


え!…グシャ。


避けきれずメガネを踏んで、

そのまま滑って倒れ込みました(;ω;)


あまりに派手に激しく転んだので、

大ホールの皆さんが集まって来て下さいます。


なんとか助け起こそうとして下さいますが…

左太ももとお尻を殴打。

痛くて動けません。


『大丈夫ですか?』

「あ、もう全然、大丈夫です。」


恥ずかしくて恥ずかしくて、

一刻も早く、その場を離れたい!


そんな想いとは裏腹に、

激しい痛みで足が動かず…


最後は係の方の肩をお借りして、

なんとか席までヨロヨロ行くことが出来ました。


その後、係の方から湿布まで頂き、

その優しさに、思わず涙。


しかし…


大変だったのは、その後なのです。

リサイタルが終わって席を立って歩こうとしますが、

激痛が走って歩けません。


うーん。


痛みに耐えながら、一歩、右足を出して、

左足を引きずる。

また一歩、右足を出して、引きずる。

その繰り返しで、ゆっくり前に進みます。


なんとか駅のホームにたどり着いたところで…


後ろから、

『大丈夫ですか?』

振り返ると優しい笑顔のお母さんとお嬢さんが!


「あ、転んでしまって…

 でも、全然、大丈夫です。」

『いえいえ、大丈夫に見えないですよ。

 私も良く転ぶんです。腕につかまって下さい。』

「あ、大丈夫です、あ、いや、痛っ」


と、言うことで、

なんと!

私が降りる駅までお二人でお付き合い下さって!!


タクシーに乗るところまで

助けて下さったのです(;ω;)


優しいお気持ちに胸がじーんと温かくなりました。


タクシーに乗ってからも

ずっと手を振りながら、

ついウルウル。


何もお礼が出来ずにごめんなさい(>_<)

本当に本当に有難うございました。


こんな優しい方がいらっしゃるなんて!!

まだまだ日本の社会も捨てたものではありません。


私も!

困っている方に出会ったら

優しい対応をしよう!

そう心に決める夜でした。