いつも素晴らしい作品でお茶会を開いて下さる、

奈良の陶芸作家、明日香窯の山本義博さん♫

またまた東大寺の旧境内にある

ギャラリー『五風舎』まで行って来ました。


この日のテーマは節句。

したたる緑が美しい古都で『端午の節句』茶会です。



待合には、古の勇ましい節句飾りが並びます。

床には
蓬菖蒲に皇帝が身につけるような
艶やかな五爪の龍の装束が飾られ…

流水の盆景は鯉の滝登りの花入。


そのすぐ横で波を漕いでいる船は、

なんと、なんと!

ブローチを見立てていらっしゃるとのこと。


きゃあっ!

胸がキュンキュンしてしまう“しつらえ”です♫

風炉先には矢立。


そして香合は猪目の七宝で勝ち虫の紋様。

こちらは中国に山本先生が行かれた時に

見つけられたものだそうです。


山本先生のお席は水次にも油断は禁物!


この日も、

とっても素敵なお道具が水次として登場しました。

こちらは

ドイツのアンティークのビールジョッキだそうです☆


これまでのお茶会でも…

“パリの蚤の市で見つけたボンボニエール”を

茶入れに見立てていらっしゃったり!


アジアの町で出会った器を建水に使われたり!!


身体は東大寺の旧境内に居るのに、

気持ちは世界を旅しているようです。


私も色々な見立ての道具を探しに、

今すぐ世界に羽ばたきたくなりました!!


ヨーロッパやアジア、

色々な国の蚤の市に今すぐ行きたい♫

そんな気持ちがフツフツと湧いてきます。


お道具にまつわるお話をお聞きするだけでも

お席は大盛り上がりですが…


この日は、立派な主菓子の登場で、

更に皆さんから歓声が上がります。

奈良の樫舎さんに特別注文された

葛の水仙ちまき。


ご一緒した、お正客の吉田常茗さんのテンションも

上がります。


ちゃんとおしぼりまでご用意頂く、

細やかなお心遣いに感謝です。

中の葛はほんのり紫。
とても美しいお菓子でした。


参席された皆さんが、

素晴らしいしつらえとセンス…

そして先生の作品にウットリ☆

涼し気なお茶碗が並びます。


感動をともにすると、
お席の皆さんと気持ちが一つになるから不思議です。
和気藹々と記念撮影。


山本先生、ご一緒した皆さん。

素敵な時間を有難うございました(o^^o)