京都にある聖護院門跡で行われた

『神変大菩薩報恩大会 献茶式』に伺いました。


高祖である

役行者(えんのぎょうじゃ)の遺徳を偲び、

茶道、速水流の宗匠、速水宗燕さんによって

執り行われる献茶式。


聖護院門跡所蔵の乾山作の茶器や、

後水尾天皇の宸翰、

流祖が光格天皇に献茶されたときの茶杓など、

めったに目にすることが出来ないお道具の数々…

宗燕さんの素晴らしい所作で

生き生きと、その魅力を増したようです。

献茶式の後は

光格天皇の仮御所となった御学問所や、

重要文化財である後水尾天皇所縁の書院で、

速水流門下の皆様による茶席が設けられました。


朝から晴れ上がったこの日、

緑もキラキラと輝いています。

お茶席でも、

聖護院に収蔵されている貴重な銘品の数々が登場!


図録にも出ているお茶碗を目の前にする

至福の時を過ごさせて頂きました。

午後からは

法華懺法講法要、

そして報恩謝徳の採燈大護摩供が、

聖護院の住職や僧侶・山伏衆により執り行われます。


何十人もの声が重なり、
念じあげられるお経の波によって
異世界へと精神がいざなわれて行く様は…

まさに心身の汚れを除き、
本来の清らかな仏心を見出して、悟りに至る、
その道のりのように感じました。


そして護摩薪。
真っ赤な炎がまるで龍のようにうねりながら
空に向かって立ち上って行きます。

大きな焔に向かって
果敢に火をくべて行く山伏たち。


実は、そんな山伏さんの中にお友達が!!


梅川尚希さん、そして小林雄次郎さんです。

お二人とも山伏姿が決まっています。

小林さんの普段のお姿は…

なんと!

京都南座の副支配人っ(o^^o)


梅川さんとは山伏仲間。

そんなご縁で、今年の春、

梅川さんが勤めていらっしゃる会社、

SAWAMURA建築設計の入社式が南座で行われ、

映えある、その司会を私がさせて頂いたのです。


有り難いご縁に感謝しながら!

お二人の山伏ぶりに

すっかり心を打たれた日でもありました。


この日のためにご準備された皆さん、

素晴らしい献茶式とお席をご用意下さった

速水流お家元、速水宗燕さん、門下の皆さん。

そして山伏の皆さん。

心が洗われる『神変大菩薩報恩大会』を

本当に有難うございました!!