京都!

と言うと…

一番に浮かぶのが風情あるお寺や神社。


…ですが、

実は、長い歴史に裏打ちされた

素敵な洋館も沢山あるんです。


期間限定で公開されている建物もありますが、

いつでも、誰でも訪れることが出来る洋館と言えば、

京都府庁の旧本館です!


100年以上の歴史を持ち、

重要文化財にも指定されているレンガ造の建物は、

外観は洋風ながら、

建物内部は随所に和風の優れた技術が取り入れられ、建築物というより工芸品の趣すら感じられます。


特に春は、

満開の桜が美しいんですっ(o^^o)






とは言え、

あくまで京都府の庁舎。


特に用事がなければ

なかなか長居をすることは出来ません…

でした。

つい、2023年の夏まで。


去年、

緑豊かな庭を見渡せる南東角に、

『salon de 1904』と言うお洒落なカフェが

満を辞してオープンしました!


建物の特徴である白壁と茶色の腰板、

赤いカーペットはそのまま活かして、

府庁時代のテーブルや椅子が使われています。



きゃあっ!

素敵☆


明治37年(1904)に建築された洋館は、

創建時の姿をとどめる現役官公庁建物としては

日本最古のもの!


様々な歴史を見てきた建物で過ごす時間は

特別なものに感じます( ^ω^ )


そして!


京都府庁旧本館内で最も格式が高い大広間、

“正庁の間”で、

「飲食×音楽×映像」のイベントが行われたんです。


普段は飲食が禁止されている場所ですが、

この時ばかりは

お抹茶と和菓子、洋菓子を楽しむことが出来ました!


祇園辻利、

七條甘春堂、

前田珈琲、

有職菓子御調進所 老松。


企画をしているのは、

京都を代表する老舗の若者たち!!


老松の太田侑馬くん。

茶美会文化研究所の伊住禮次朗さん。

お点前はSumin Chouさん。


素晴らしい洋館があるのに

ただただ眺めているだけでは意味がありません。


歴史ある建物はみんなの財産です。

使って初めて、その真価が分かると思います。


今までは

用事や見学のために訪れるだけだった建物が

ゆっくりと滞在できることで、

イキイキと生き返ったように感じました。


そして、これからも。

歴史的建造物がどんどん活用されて行ったら!

生きた文化が

更に華やかに発展して行くかと思うと…


若い皆さんの発想と実行力が楽しみです!!